南極なんきょくの氷こおりにうめた5000台だいの検出器けんしゅつき 千葉大学ちばだいがくも参加さんかするIceCube実験じっけんにノーベル物理学賞ぶつりがくしょう

南極の氷にうめた5000台の検出器 千葉大学も参加するIceCube実験にノーベル物理学賞
ノーベル賞メダル 出典: AlphaTangoBravo / Adam Baker (CC BY 2.0 / Flickr)

南極なんきょくの氷こおりの中なかには、5000台だいをこえる「検出器けんしゅつき」がうめられています。検出器けんしゅつきとは、目めに見みえないものが来きたしるしをとらえる装置そうちのことです。氷こおりの中なかにならんだ検出器けんしゅつきが、宇宙うちゅうから飛とんでくる小ちいさなつぶを待まち受うけています。

南極の氷にうめた5000台の検出器 千葉大学も参加するIceCube実験にノーベル物理学賞
ノーベル賞メダル 出典: AlphaTangoBravo / Adam Baker (CC BY 2.0 / Flickr)

この装置そうちを使つかった実験じっけんは、IceCube実験じっけんと呼よばれています。ねらいは「ニュートリノ」をとらえることです。ニュートリノはとても小ちいさなつぶで、物ものをすりぬけてしまうため、見みつけるのがむずかしいものです。IceCube実験じっけんは14カ国こくの研究者けんきゅうしゃが集あつまった国際こくさいチームで進すすめられていて、日本にほんからは千葉大学ちばだいがくがただ一ひとつの機関きかんとして参加さんかしています。

2026年ねん10月がつ6日むいか、千葉大学ちばだいがくのハドロン宇宙国際研究うちゅうこくさいけんきゅうセンターは、IceCube実験じっけんの功績こうせきによってフランシス・ハルゼン氏しが2026年ねんのノーベル物理学賞ぶつりがくしょうを受賞じゅしょうすることが発表はっぴょうされたと公表こうひょうしました。千葉大学ちばだいがくのチームは、よし田滋教授だしげるきょうじゅと石原安野教授いしはらあやきょうじゅが中心ちゅうしんになって、この実験じっけんに参加さんかしてきました。

IceCube実験じっけんは、これまでに世界せかいで初はじめてのことをいくつも成なしとげてきました。2012年ねんには、宇宙うちゅうから来きた高こうエネルギーのニュートリノを世界せかいで初はじめて検出けんしゅつしました。2018年ねんには、ニュートリノを放はなっている天体てんたいを初はじめて特定とくていしました。2021年ねんには「グラショー共鳴きょうめい」という、ニュートリノが起おこす特別とくべつな反応はんのうを初はじめて検出けんしゅつしました。

千葉大学ちばだいがくチームは、2026年ねんに完成かんせいするIceCubeのアップグレードで、新型しんがたの検出器けんしゅつきの開発かいはつと製造せいぞうに中心的ちゅうしんてきな役割やくわりを果はたしています。さらに、将来しょうらいの実験じっけんであるIceCube-Gen2でも中心ちゅうしんとなって活動かつどうする予定よていです。