男おとこの人ひともHPVワクチンを打うつ? 国くにの話はなし合あいがつづいています

男の人もHPVワクチンを打つ? 国の話し合いがつづいています
HPVワクチン 出典: Author: Unknown photographer/artist Source: Laboratory of Tumor Virus Biology (PD / Wikimedia Commons)

2020年ねん12月がつ、「HPVワクチン」が男おとこの人ひとにも使つかえるようになりました。HPVワクチンは、「HPV」というウイルスをふせぐためのワクチンです。HPVは、いろいろながんや、いぼの病気びょうきのもとになるウイルスです。このとき国くには、HPVのうち4つのしゅるいにきく「4価かHPVワクチン」を、男おとこの人ひとと女おんなの人ひとの「肛門こうもんがん」と、男おとこの人ひとの「尖圭せんけいコンジローマ」をふせぐためにも使つかってよいとみとめました。肛門こうもんがんはおしりのあなにできるがんで、尖圭せんけいコンジローマはHPVがもとになって体からだにいぼができる病気びょうきです。

男の人もHPVワクチンを打つ? 国の話し合いがつづいています
HPVワクチン 出典: Author: Unknown photographer/artist Source: Laboratory of Tumor Virus Biology (PD / Wikimedia Commons)

国くにでは、男おとこの人ひとにもこのワクチンを「定期接種ていきせっしゅ」、つまり国くにが決きめた年ねんれいの人ひとが国くにのしくみとして受うけるワクチンにするかどうかを、話はなし合あってきました。2024年ねん3月がつの話はなし合あいでは、2020年ねんにみとめられたワクチンを3回打かいうつ場合ばあい、きき目めと安全あんぜんさはだいたいたしかめられたとされました。けれども、「費用対効果ひようたいこうか」、つまりかかるお金かねに対たいしてどれくらい病気びょうきをへらせるかという点てんには、問題もんだいがあるとされました。

つづいて2024年ねん5月がつには、男おとこの人ひとがワクチンを打うつことで女おんなの人ひとの病気びょうきもへるかどうかなどもふくめて、まとめて考かんがえていく進すすめ方かたがみとめられました。

2025年ねん8月がつには、HPVのうち9つのしゅるいにきく「9価かHPVワクチン」のシルガード9も、がんになる前まえのじょうたいもふくめた男おとこの人ひとと女おんなの人ひとのこうもんがんと、男おとこの人ひとのせんけいコンジローマをふせぐために使つかってよいと国くにがみとめました。シルガード9を打うてるのは9さいからの男おとこの人ひとで、9さいから15さいになる前まえまでは2回かいか3回かい、15さいからは3回打かいうちます。

そして2026年ねん7月がつ22日にち、「厚生労働省こうせいろうどうしょう」という、人ひとびとのけんこうや仕事しごとのことをあつかう国くにの役所やくしょの小委員会しょういいんかいが、35回目かいめの話はなし合あいを開ひらきました。そこでは、これまでの流ながれ、国くにがどのワクチンをみとめているか、まだ考かんがえなければならないこと、お金かねに対たいするきき目めをまとめたしりょうが出だされました。

しりょうによると、男おとこの人ひとが自分じぶんのためにワクチンを打うつきき目めのうち、国くにがみとめているのは、せんけいコンジローマと、がんになる前まえのじょうたいもふくめたこうもんがんです。のどのおくにできる「中咽頭ちゅういんとうがん」や、男おとこの人ひとのおしっこをするところにできる「陰茎いんけいがん」をふせぐきき目めは、まだみとめられていません。この2つのがんについては、きき目めをしめすたしかなデータがかぎられています。また、男おとこの人ひとが打うつことで、女おんなの人ひとの「子宮頸しきゅうけいがん」などがへるかどうかも、まわりまわってそうなると考かんがえられるデータにとどまっています。子宮しきゅうけいがんは、女おんなの人ひとの体からだの中なかで赤あかちゃんが育そだつところの入いり口ぐちにできるがんです。一方いっぽう、安全あんぜんかどうかについては、調しらべたデータがたまってきていると整理せいりされました。

お金かねに対たいするきき目めについては、国くになどが病気びょうきをなおすお金かねを出だす立場たちばから見みる「公的医療こうてきいりょうの立場たちば」を元もとにして計算けいさんします。そして、もっとくわしい計算けいさんができるように、国内こくないのデータをこれからも集あつめていくことになっています。