東京大学とうきょうだいがくの赤門あかもん、地じしんに強つよくする工事こうじの現場げんばを公開こうかい

東京大学の赤門、地しんに強くする工事の現場を公開
赤門 出典: XIIIfromTOKYO (CC BY-SA / Wikimedia Commons)

東京大学とうきょうだいがくは2026年ねん9月がつ5日いつかと6日むいか、国くにの重要文化財じゅうようぶんかざいである赤門あかもんで進すすめている「耐震改修工事たいしんかいしゅうこうじ」の現場見学会げんばけんがくかいを開ひらきました。耐震改修たいしんかいしゅうとは、地じしんのゆれにたえられるように建物たてものを直なおす工事こうじのことです。赤門あかもんは2021年ねん2月がつから閉とじられていて、今いまは仮囲かりがこいという工事用こうじようのかこいの中なかにあります。5日いつかの午前ごぜんには報道ほうどうの人ひとたち約やく20人にんが仮囲かりがこいの中なかを見学けんがくし、5日いつかの午後ごごと6日むいかには、2021年ねん2月がつに門もんが閉とじられたあとに卒業そつぎょうした人ひとたちもふくめて117名めいが参加さんかしました。東京大学とうきょうだいがくは9月がつ24日にじゅうよっか付づけの学内広報がくないこうほうで、そのようすを伝つたえています。

東京大学の赤門、地しんに強くする工事の現場を公開
赤門 出典: XIIIfromTOKYO (CC BY-SA / Wikimedia Commons)

赤門あかもんのような古ふるい木きの門もんを、地じしんでたおれないようにするには、どうすればよいのでしょうか。見学会けんがくかいでは、東京大学とうきょうだいがくがその方法ほうほうを説明せつめいしました。ポイントは、屋根やね、柱はしらの足あしもと、柱はしらの傷いたんだ部分ぶぶん、そして番所ばんしょの四よっつです。

まず屋根やねです。これまでの赤門あかもんの屋根やねは、土つちを使つかってかわらを固定こていする「土葺つちぶき」という方法ほうほうでした。これを、くぎなどでかわらを固定こていする「空葺からぶき」という方法ほうほうに変かえます。屋根やねにのせる土つちがなくなるぶん、屋根やねが軽かるくなるのです。

次つぎに柱はしらの足あしもとです。大おおきな地じしんで門もんがたおれないように、学内側がくないがわの地中ちちゅうにコンクリートのおもりをうめます。そして、そのおもりと柱はしらの下したの部分ぶぶんを鋼棒こうぼうという鉄てつの棒ぼうでつなぎ、柱はしらを下したに向むかって引ひっ張ぱります。おもりが柱はしらをおさえつけることで、門もんがたおれるのを防ふせぐしくみです。

柱はしらには、過去かこの改修かいしゅうで「根継ねつぎ」が行おこなわれた部分ぶぶんがあります。根継ねつぎとは、柱はしらの下したのほうが傷いたんだときに、その部分ぶぶんを切きり取とって新あたらしい木きをつぎ足たす直なおし方かたです。このつぎ目めの部分ぶぶんを「炭素繊維たんそせんい」で補強ほきょうします。炭素繊維たんそせんいは、炭素たんそでできたとても細ほそい糸いとのような材料ざいりょうで、軽かるくて強つよいのが特とくちょうです。

赤門あかもんの番所ばんしょも直なおします。番所ばんしょは土つちかべをやめて、構造用合板こうぞうようごうはんを入いれて地じしんに強つよくします。構造用合板こうぞうようごうはんは、うすい板いたを何枚なんまいも重かさねてはり合あわせた、建物たてものを支ささえるためのじょうぶな板いたです。

これだけ大おおきな工事こうじをしても、赤門あかもんの見みた目めは改修かいしゅうの前まえとほぼ同おなじになる予定よていです。うるしのぬりかえは一部いちぶだけだからです。工事こうじは2027年ねんの秋あきに完成かんせいする予定よていです。