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東京大学は2026年9月5日と6日、国の重要文化財である赤門で進めている「耐震改修工事」の現場見学会を開きました。耐震改修とは、地しんのゆれにたえられるように建物を直す工事のことです。赤門は2021年2月から閉じられていて、今は仮囲いという工事用のかこいの中にあります。5日の午前には報道の人たち約20人が仮囲いの中を見学し、5日の午後と6日には、2021年2月に門が閉じられたあとに卒業した人たちもふくめて117名が参加しました。東京大学は9月24日付の学内広報で、そのようすを伝えています。

赤門のような古い木の門を、地しんでたおれないようにするには、どうすればよいのでしょうか。見学会では、東京大学がその方法を説明しました。ポイントは、屋根、柱の足もと、柱の傷んだ部分、そして番所の四つです。
まず屋根です。これまでの赤門の屋根は、土を使ってかわらを固定する「土葺き」という方法でした。これを、くぎなどでかわらを固定する「空葺き」という方法に変えます。屋根にのせる土がなくなるぶん、屋根が軽くなるのです。
次に柱の足もとです。大きな地しんで門がたおれないように、学内側の地中にコンクリートのおもりをうめます。そして、そのおもりと柱の下の部分を鋼棒という鉄の棒でつなぎ、柱を下に向かって引っ張ります。おもりが柱をおさえつけることで、門がたおれるのを防ぐしくみです。
柱には、過去の改修で「根継ぎ」が行われた部分があります。根継ぎとは、柱の下のほうが傷んだときに、その部分を切り取って新しい木をつぎ足す直し方です。このつぎ目の部分を「炭素繊維」で補強します。炭素繊維は、炭素でできたとても細い糸のような材料で、軽くて強いのが特ちょうです。
赤門の番所も直します。番所は土かべをやめて、構造用合板を入れて地しんに強くします。構造用合板は、うすい板を何枚も重ねてはり合わせた、建物を支えるためのじょうぶな板です。
これだけ大きな工事をしても、赤門の見た目は改修の前とほぼ同じになる予定です。うるしのぬりかえは一部だけだからです。工事は2027年の秋に完成する予定です。