1そあいけんそうさんに2026年のノーベル化学しょう 東京理科大学が発表


ひょうご県しんおんせん町のおもしろこん虫化石館に、およそ35年前からずっとてんじされてきたチョウの化石があります。この化石が、今も生きているチョウのしゅるいのものとしては世界でいちばん古い、およそ250万年前のものだと分かりました。今も生きているしゅるいのことを「現生種」といいます。

このチョウの名前は「ポターニンミヤマシロチョウ」です。白いはねをもつシロチョウのなかまで、今の日本にはいません。中国の北部や北東部にだけすんでいます。
化石は、長さおよそ42ミリメートルの前のはねです。およそ35年前、しんおんせん町役場ではたらいていた馬場正男さんが、じっさいにその場所に行って調べているときに見つけました。その後、化石は町の教育委員会がかんりするおもしろこん虫化石館におくられ、ずっとてんじされてきました。
この化石を調べたのは、けいおうぎじゅく大学の研究チームです。チームには、けいおうぎじゅくようちしゃの高橋ゆい先生、けいおうぎじゅくの相場ひろあき先生、進化生物学研究所と光洋せいきという会社のさいとうこうたろうさんなどがいます。研究チームは、この化石のはねのとくちょうを、ミヤマシロチョウのなかまで今も生きているおよそ40しゅるいのチョウとくらべました。すると、ポターニンミヤマシロチョウのはねとぴったり合うことが分かりました。
これまで、今も生きているチョウのしゅるいでいちばん古い化石は、とちぎ県なすしおばら市で見つかったおよそ30万年前のゴマダラチョウでした。今回の化石は、それよりもずっと昔のものです。
この化石は、およそ250万年前に湖だった場所にたまった土や石の中から出てきました。研究の内ようは、2026年7月29日にインターネットで先に公開され、けいおうぎじゅく大学が10月13日に発表しました。くわしい内ようは、Journal of Paleontologyという化石の研究をのせるざっしにのっています。
今の日本にはいないチョウが、およそ250万年前の日本にはいたことが、この化石から分かります。