35年ねんてんじされていたチョウの化石かせき、世界せかいでいちばん古ふるい「今いまも生いきているチョウ」の化石かせきだった

35年てんじされていたチョウの化石、世界でいちばん古い「今も生きているチョウ」の化石だった
ミヤマシロチョウ 出典: Alpsdake (CC BY-SA / Wikimedia Commons)

ひょうご県けんしんおんせん町ちょうのおもしろこん虫化石館ちゅうかせきかんに、およそ35年前ねんまえからずっとてんじされてきたチョウの化石かせきがあります。この化石かせきが、今いまも生いきているチョウのしゅるいのものとしては世界せかいでいちばん古ふるい、およそ250万年前まんねんまえのものだと分わかりました。今いまも生いきているしゅるいのことを「現生種げんせいしゅ」といいます。

35年てんじされていたチョウの化石、世界でいちばん古い「今も生きているチョウ」の化石だった
ミヤマシロチョウ 出典: Alpsdake (CC BY-SA / Wikimedia Commons)

このチョウの名前なまえは「ポターニンミヤマシロチョウ」です。白しろいはねをもつシロチョウのなかまで、今いまの日本にほんにはいません。中国ちゅうごくの北部ほくぶや北東部ほくとうぶにだけすんでいます。

化石かせきは、長ながさおよそ42ミリメートルの前まえのはねです。およそ35年前ねんまえ、しんおんせん町役場ちょうやくばではたらいていた馬場正男ばばまさおさんが、じっさいにその場所ばしょに行いって調しらべているときに見みつけました。その後ご、化石かせきは町まちの教育委員会きょういくいいんかいがかんりするおもしろこん虫化石館ちゅうかせきかんにおくられ、ずっとてんじされてきました。

この化石かせきを調しらべたのは、けいおうぎじゅく大学だいがくの研究けんきゅうチームです。チームには、けいおうぎじゅくようちしゃの高橋たかはしゆい先生せんせい、けいおうぎじゅくの相場あいばひろあき先生せんせい、進しん化か生せい物ぶつ学がく研けん究きゅう所じょと光洋こうようせいきという会社かいしゃのさいとうこうたろうさんなどがいます。研究けんきゅうチームは、この化石かせきのはねのとくちょうを、ミヤマシロチョウのなかまで今いまも生いきているおよそ40しゅるいのチョウとくらべました。すると、ポターニンミヤマシロチョウのはねとぴったり合あうことが分わかりました。

これまで、今いまも生いきているチョウのしゅるいでいちばん古ふるい化石かせきは、とちぎ県けんなすしおばら市しで見みつかったおよそ30万年前まんねんまえのゴマダラチョウでした。今回こんかいの化石かせきは、それよりもずっと昔むかしのものです。

この化石かせきは、およそ250万年前まんねんまえに湖みずうみだった場所ばしょにたまった土つちや石いしの中なかから出でてきました。研究けんきゅうの内ないようは、2026年ねん7月がつ29日にちにインターネットで先さきに公開こうかいされ、けいおうぎじゅく大学だいがくが10月がつ13日にちに発表ちはっぴょうしました。くわしい内ないようは、Journal of Paleontologyという化石かせきの研究けんきゅうをのせるざっしにのっています。

今いまの日本にほんにはいないチョウが、およそ250万年前まんねんまえの日本にほんにはいたことが、この化石かせきから分わかります。