アメリカが UFO・UAPの記録を公開
夜空を見上げて、「あれは何だろう」と思ったことはありませんか。世界には昔から、空を飛ぶ、正体の分からないものを見たという話がたくさんあります。これを英語で「UFO」、最近では「UAP」ともよびます。アメリカでは、これまで国が秘密にしてきた記録を、少しずつ公開する取り組みが始まっています。
アメリカの国防総省と、国立公文書館(NARA)などは、2026年5月8日に1回目、5月22日に2回目の公開を行いました。中身には、1948年から1950年にかけてニューメキシコ州で「緑色の玉」「円ばんの形をしたもの」「火の玉のように光るもの」などを見たという話や、アポロ17号に乗った宇宙飛行士が、宇宙船の近くで起きた変わったできごとを伝える音声などがふくまれています。
このしくみは、2024年にアメリカの議会が決めた法律にもとづいています。「Record Group 615」という新しい記録のまとまりが作られ、FAA・NRC・ODNI・OSD・NSA・国務省・FBIなど7つの役所から記録が集められました。関係するページを見た回数は、合わせて10億回をこえたといいます。今後も、新しい文書がだんだんと追加される予定です。
ただし、調べている専門家は、「うちゅうに地球以外の生き物がいることをはっきりしめす決定的なしょうこは、まだ見つかっていない」と話しています。
今回の話に出てきた言葉を、もう一度せいりします。「UFO」は「みかくにんひこうぶったい(未確認飛行物体)」を英語の頭文字でまとめたよび名です。「UAP」は同じような意味で、最近よく使われる新しい言いかたです。「NARA」はアメリカの国立公文書館のことで、国の大切な記録を集めて、人々が見られるようにする役所です。「国防総省」は、アメリカの軍や国の守りをまとめる役所です。
わたしたちの住む空の先に何があるのか、まだ分かっていないことはたくさんあります。アメリカがこうした記録を公開することで、これからの研究にも役立つかもしれません。みなさんも夜空を見上げたとき、「人にはまだ分からないことがある」ということを思い出してみてください。