中華料理店がつぶれる数、4年ぶりにへるかも
みなさんの住む町にも、ラーメンやギョーザ、チャーハンなどを出す「中華料理店」があるのではないでしょうか。安くて、早くて、おいしいお店として、長く人々に親しまれてきました。ところが、この中華料理店は、ここ数年つぎつぎとお店をやめる(つぶれる)ことが多く、心配されていました。そんな中で、明るいきざしが見えてきたという発表がありました。
2026年6月2日、会社の経営の様子を調べている「帝国データバンク」という会社が、中華料理店がつぶれた数についての調査を発表しました。それによると、2026年の1月から5月までにつぶれた中華料理店は12件でした。これは、借金が1000万円以上ある場合を数えたものです。同じ時期でくらべると、2024年も2025年もそれぞれ19件だったので、3割以上もへったことになります。2025年の1年間では31件がつぶれ、これまでで最も多い数(過去最多)でした。そのピークから、4年ぶりにへるほうへ向かう可能性が出てきたのです。さらに、2025年度のもうけの様子を見ると、3割をこえるお店が、前の年より売り上げをふやしていました。
なぜ元気を取りもどしてきたのでしょうか。帝国データバンクは、いくつかの理由を挙げています。一つは、むかしながらの「町中華」が人気を集め、若い人たちからも「エモい」(心にひびく、すてきだ)と高く評されていることです。また、マーラータンなど、本場の味に近い「ガチ中華」もはやっています。「安い・早い・うまい」を求める人がふえ、日本をおとずれる外国人の観光客が多くなったことも、お店を助けています。一方で、こまっていることもあります。料理に使う原材料費が上がっているのに、お客さんがはなれるのがこわくて、なかなか値上げができません。お店をついでくれる「あとつぎ」がいないという問題もかかえています。
ニュースに出てきた「帝国データバンク」は、会社がどれくらい安全か、お金をきちんと返せるかなどを調べる、信用調査の専門の会社です。会社がつぶれた数を調べる、大切な役わりももっています。みなさんが家族と食べに行く中華料理店も、こうしたブームや、外国からの観光客に支えられています。食べ物の値段が上がる中で、町のお店がどんな工夫をして生きのこっていくのか、これからも見ていきたいですね。