2026年6月2日(火)のこどもニュース
気象庁 新しい「レベル4 大雨危険警報」が始まりました
みなさんは、大雨や台風のとき、テレビやスマートフォンで天気予報を見ることがありますか。日本は四季があり、つゆや台風で大雨がふることが多い国です。大雨がふると、川の水があふれたり、土地が水につかったりして、命にかかわる危険が起きることがあります。そのため気象庁は、いろいろな「気象情報」を出して、みんなに早めの行動をよびかけています。でも、「情報の種類が多すぎて、いつ、何をすればよいか分かりにくい」という声もありました。
気象庁(日本気象協会)は、2026年4月30日に防災気象情報を大きく作り直すことを発表し、2026年5月29日から新しいしくみを始めました。新しく作られたのが、レベル4の「危険警報」です。「大雨危険警報」と「高潮危険警報」の二つがあります。
日本では、危険の度合いを五段階で表す「けいかいレベル」が使われています。レベル4は『危険な場所からひなん(にげること)が必要な状きょう』を表します。新しい危険警報は、この「けいかいレベル」と、より強く結びつくように改善されました。
レベル4の大雨危険警報では、水につかるおそれのない場所など、ひなんがいらない場所をあらかじめ外し、発表する地域や河川をしぼりこんで、基準となる数を決めます。
また、レベル3の警報は、これまでとちがい、レベル4の危険警報の基準値に近づくと予想されるときだけ出されるように変わりました。
さらに、新しい名前には「レベル4 大雨危険警報」のように、レベルの数字が入るようになりました。これで、今どのくらい危険なのかが、名前を見るだけで分かりやすくなります。
「けいかいレベル」とは、大雨や台風の危険が、どれくらい高まっているかを1から5の数字で表したものです。数字が大きいほど危険で、レベル4は「危険な場所からすぐにげる」段階です。「危険警報」は、その中でも特に気をつける必要があることを知らせる、新しいお知らせです。
今回の気象庁の改善は、私たちが「いつにげればよいか」を早く、正しく決められるようにするためのものです。天気予報やけいかいレベルの数字に気をつけ、自分や家族の命を守る行動を、ふだんから考えておくことが大切です。
ひこね市 ごみのふくろ 指定外も一時みとめます
みなさんの家では、もえるごみを出すとき、市が決めた「指定のふくろ」に入れて出しているのではないでしょうか。ふくろの形や色をそろえて決めておくと、ごみを集める人がひと目で見分けられて、しごとがしやすくなります。ところが滋賀県のひこね市では今、この「燃やすごみ」専用のふくろが足りなくなっています。その理由は、日本から遠くはなれた「中東」とよばれる地域のようすのえいきょうで、ふくろの材料がうまく手に入らなくなったからです。
ひこね市のせいそうセンターは、2026年6月1日に新しいきまりを発表しました。6月2日(火)から7月3日(金)までのあいだに限り、指定のふくろがどうしても手に入らないときは、指定外のふくろを使ってもよいことにしたのです。使ってよいのは、色のついていないふくろか、うすくすけて見えるふくろで、大きさは10リットルから45リットルのものです。そのふくろには「燃やすごみ」と書いておきます。また、ごみの重さは、1つのふくろで約10キログラム以内にします。ただし、すべてのごみがこのきまりの対象になるわけではありません。容器や包装のプラスチックごみと、土にうめる「うめ立てごみ」は、今までどおり指定のふくろが必要です。お店や会社などから出るごみも、これまでと同じく指定のふくろを使い続けます。
「指定のふくろ」とは、市がごみ出しのために決めた、形や色のそろったふくろのことです。「臨時の」というのは、こまったときだけ、みじかいあいだに特別に行うとりくみのことです。わたしたちが毎日出しているごみは、その材料が遠い外国とつながっていることもあります。遠くの地域で起きたできごとが、ふくろのような身近なものにえいきょうすることもあるのです。ひこね市のように、こまったときにきまりをくふうして人びとのくらしをささえることは、とても大切です。ごみを正しく分けて出すことが、住みよいまちづくりにつながっていきます。
はしかの感染者が511人 昨年の約3.9倍に
かぜをひいて熱が出ると、学校を休むことがあります。びょうきの中には、人から人へとうつる「感染症」とよばれるものがあります。その一つである「はしか」が、今、日本で広がっています。
国立健康危機管理研究機構と厚生労働省は、2026年5月24日までに集計した速報で、はしかの感染者が511人になったと発表しました。国立健康危機管理研究機構によると、これは昨年の同じ時期とくらべて約3.9倍に増えた数で、過去10年で2番目に多い感染者数です。特に東京都が253人と多く、これは全体の約半分にあたります。はしかは感染する力がとても強く、空気を通して人から人へうつります。感染してからびょうきのしるしが出るまでには、約10日かかるとされています。
「感染症」とは、目に見えない小さな生き物などが体に入って起こり、ほかの人にもうつることがあるびょうきのことです。はしかのように、空気を通してはなれた人にもうつることを「空気感染」といいます。空気感染はふせぐのがむずかしく、近くにいるだけでうつることがあります。今回のように感染者が増えているというニュースを知ることは、自分や周りの人の体を大切に守るための、大事な手がかりになります。これからも、正しい知らせに気をつけていきたいですね。
中華料理店がつぶれる数、4年ぶりにへるかも
みなさんの住む町にも、ラーメンやギョーザ、チャーハンなどを出す「中華料理店」があるのではないでしょうか。安くて、早くて、おいしいお店として、長く人々に親しまれてきました。ところが、この中華料理店は、ここ数年つぎつぎとお店をやめる(つぶれる)ことが多く、心配されていました。そんな中で、明るいきざしが見えてきたという発表がありました。
2026年6月2日、会社の経営の様子を調べている「帝国データバンク」という会社が、中華料理店がつぶれた数についての調査を発表しました。それによると、2026年の1月から5月までにつぶれた中華料理店は12件でした。これは、借金が1000万円以上ある場合を数えたものです。同じ時期でくらべると、2024年も2025年もそれぞれ19件だったので、3割以上もへったことになります。2025年の1年間では31件がつぶれ、これまでで最も多い数(過去最多)でした。そのピークから、4年ぶりにへるほうへ向かう可能性が出てきたのです。さらに、2025年度のもうけの様子を見ると、3割をこえるお店が、前の年より売り上げをふやしていました。
なぜ元気を取りもどしてきたのでしょうか。帝国データバンクは、いくつかの理由を挙げています。一つは、むかしながらの「町中華」が人気を集め、若い人たちからも「エモい」(心にひびく、すてきだ)と高く評されていることです。また、マーラータンなど、本場の味に近い「ガチ中華」もはやっています。「安い・早い・うまい」を求める人がふえ、日本をおとずれる外国人の観光客が多くなったことも、お店を助けています。一方で、こまっていることもあります。料理に使う原材料費が上がっているのに、お客さんがはなれるのがこわくて、なかなか値上げができません。お店をついでくれる「あとつぎ」がいないという問題もかかえています。
ニュースに出てきた「帝国データバンク」は、会社がどれくらい安全か、お金をきちんと返せるかなどを調べる、信用調査の専門の会社です。会社がつぶれた数を調べる、大切な役わりももっています。みなさんが家族と食べに行く中華料理店も、こうしたブームや、外国からの観光客に支えられています。食べ物の値段が上がる中で、町のお店がどんな工夫をして生きのこっていくのか、これからも見ていきたいですね。