東京の町に「ハクビシン」と「アライグマ」がふえています
みなさんは、家の近くで、見たことのない動物を見かけたことはありませんか。よるになると、屋根の上を歩いたり、天じょうの中をごそごそと動いたりする動物がいます。それが「ハクビシン」や「アライグマ」です。これらは野生の動物で、いま東京の町なかでふえていて、こまっている人がいます。
東京都のやくしょ(東京都環境局)が、ハクビシンとアライグマについて、新しい知らせを公開しました。
ハクビシンは、東京の区のほぼ全部に広くすんでいます。区のほうでも、たまのほうでも、「こまっている」という相談が、年ごとにふえています。
これらの動物は、いろいろなところで休みます。木のうろ(木にできたあな)、なや、家、お寺や神社の屋根うらなどです。
そして、こまったこともおきています。家の中に入りこんで、家をこわしたり、ふんやおしっこで、ゆかや天じょうをよごしたりします。たまのほうでは、田や畑の作物が食べられてしまうひがいもおきています。
ハクビシンは、とくべつな力をもっています。電線の上を歩いてわたったり、8センチメートル四方くらいの小さなすきまから、家の中に入ったりできるのです。
そこで、東京都やまちのやくしょは、たいさくをすすめています。小さな箱の形のわな(箱わな)を使って、動物をつかまえています。東京には53のまち(自治体)があり、そのうち51のまちが、アライグマやハクビシンのたいさくをしています。また、ふせぐための計画には、50のまちがくわわっています。
「自治体」とは、東京都の中にある市や区や町など、その地いきをまとめてうごかすところのことです。「箱わな」とは、中にえさを入れて、動物が入るととびらがしまる、はこの形の道具のことです。
生き物は、食べ物やかくれ場所をさがして、まわりとかかわって生きています。けれども、野生の動物がふえて家や畑に入ってくると、わたしたちのくらしとぶつかってしまいます。動物と人が、どうしたらうまくくらしていけるのか、みんなで考えていきたいですね。