町に出てきたクマに対応 警視庁が新しいチームをつくる
みなさんは、山にすむクマが、人のくらす町まで出てくることがあるのを知っていますか。クマは食べ物を求めて、人のいる場所まで近づくことがあります。2024年は、東北地方を中心に、クマに人がおそわれるひがいが相次ぎました。こうした出来事が各地で続いたため、東京を守る警視庁も、町に出てきたクマにすばやく対応するためのじゅんびを始めました。
2025年(令和7年)11月12日、警視庁の生活安全部長が、市街地などに出てきたクマへの対応について発表しました。警視庁は、クマに対応するための『プロジェクトチーム(PT)』という特別なチームをつくりました。このチームは、青梅、五日市、福生、八王子、高尾、南大沢という六つの警察署に置かれます。
ふだん、こうしたクマへの対応は、市町村が行う『緊急銃猟』というしくみで進められます。しかし、市町村だけでは対応できないときには、警視庁で最も上の立場である『警視総監』の指示によって、警察官の『射撃班』が出動できるようになりました。
さらに、2025年(令和7年)11月13日には、国の『国家公安委員会』が決めている規則が改正され、警察官が『ライフル銃』を使ってクマに対応できるようになりました。
ここで出てきた言葉を説明します。『プロジェクトチーム(PT)』とは、ある目的のために集められた特別なチームのことです。『緊急銃猟』とは、町などに出てきた危険な動物に対して、急いで対応するしくみのことです。『警視総監』は、警視庁で最も上の立場の人のことです。『国家公安委員会』は、警察の仕事を国の立場から見守る役わりをもっています。『ライフル銃』は、遠くのものをねらってうつことができる道具です。
クマが町に出てくることは、わたしたちの安全にも関わる大切な問題です。今回の新しいしくみによって、もしものときにすばやく対応できるようになります。山と町のさかいでくらすわたしたちが、クマとどのようにつきあっていけばよいのか、これからも考えていく必要があります。