月が土星・すばる・火星・金星に次々と接近 7月の終わりには流れ星も
夏休みが近づく7月は、夜おそくまで星空を楽しみやすい季節です。夜空を見上げると、月のすぐ近くに明るい星がかがやいて見える日があります。月が空のどの辺りを通るかは日によって少しずつ変わるため、月と星がならんで見える特別な日が生まれるのです。国立天文台(大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台)は、そうした星空の見どころを毎月まとめて発表しています。
国立天文台が発表した2026年7月の東京の星空・天文情報によると、7月は月が明るい星に次々と近づいて見えます。まず7月8日には、月が「土星」に接近します。続いて7月11日には、たくさんの星が集まって見える「すばる」に、7月12日には「火星」に、そして7月17日には「金星」に月が近づきます。
星の明るさについて、国立天文台は、7月の土星は0.8等から0.6等、火星は1.4等から1.3等、金星はマイナス4.1等からマイナス4.3等になると発表しています。さらに7月31日には、「みずがめ座デルタ南流星群」が「極大」をむかえます。この流星群で見られる流れ星の数は、1時間に2〜3個程度です。
ここで、ニュースに出てきた言葉を確認しましょう。「等」は星の明るさを表す単位で、数字が小さいほど明るく、マイナスがつく星はさらに明るいことを表します。つまり、マイナス4.3等の金星は、たいへん明るくかがやいて見えるということです。「流星群」は、流れ星がまとまって多く見られる現象のことです。流れ星の正体は、宇宙にある小さなちりが地球の大気に飛びこんで光ったものです。「極大」は、流星群の流れ星がもっとも多く飛ぶときという意味です。
月と星の接近は、望遠鏡のような特別な道具がなくても、自分の目で見て楽しむことができます。晴れた夜に空を見上げて、月の近くに光る土星や火星、金星を探してみるのはどうでしょうか。夏休みの自由研究のテーマにもなりますし、実際に自分の目でたしかめた星のかがやきは、宇宙への興味をきっと大きく広げてくれるはずです。