スマホやSNSから子こどもを守まもるには? こども家庭庁かていちょうが法律見直ほうりつみなおしの骨子案こっしあんをまとめる

スマホやSNSから子どもを守るには? こども家庭庁が法律見直しの骨子案をまとめる
スマートフォン 出典: Photo by Phong Thanh on Pexels

みなさんの中なかには、スマートフォンでSNSや動画どうがを楽たのしむ人ひとが多おおいと思おもいます。インターネットはとても便利べんりですが、子こどもに見みせたくない情報じょうほうや、知しらない人ひとからの声こえかけなど、危険きけんもかくれています。日本にほんには、子こどもを有害ゆうがいな情報じょうほうから守まもるための、青少年せいしょうねんインターネット環境整備法かんきょうせいびほうという法律ほうりつがあります。しかし、この法律ほうりつができたころと比くらべて、スマホやSNSの使つかわれ方かたは大おおきく変かわりました。そこで、法律ほうりつを今いまの時代じだいに合あわせて見直みなおすための話はなし合あいが進すすめられています。

スマホやSNSから子どもを守るには? こども家庭庁が法律見直しの骨子案をまとめる
スマートフォン 出典: Photo by Phong Thanh on Pexels

令和れいわ8年ねん(2026年ねん)6月がつ26日にち、こども家庭庁かていちょうに置おかれた検討けんとうワーキンググループ(専門家せんもんかが話はなし合あうチーム)は、第だい6回かいの会合かいごうを開ひらき、法律ほうりつの見直みなおしに向むけた考かんがえを整理せいりした「中ちゅう間かん整せい理り報ほう告こく書しょ骨こっ子し(案あん)」を公表こうひょうしました。骨子こっしとは、報告書ほうこくしょの大おおまかな組くみ立たてを示しめすものです。案あんでは、法律ほうりつの目的もくてきや理念りねんを見直みなおすこと、有害ゆうがいな情報じょうほうや、有害ゆうがいになるおそれのある機能きのうへの対応たいおうを進すすめることが示しめされました。整理せいりのもとになったのは、OECD(経けい済ざい協きょう力りょく開かい発はつ機き構こう)という国際的こくさいてきな組織そしきが示しめした5つのリスクの型かたで、コンテンツ(見みる内容ないよう)、コンダクト(自分じぶんの行動こうどう)、コンタクト(人ひととのつながり)、消費者しょうひしゃに関かんするもの、横断的おうだんてき(全体ぜんたいに関かかわる)ものに分わけて考かんがえます。また、これまで使つかわれてきたフィルタリングには限界げんかいがあるとして、スマートフォンのOSを作つくる会社かいしゃが用意よういするペアレンタルコントロールの機能きのうを、法律上ほうりつじょうの技術的保護手段ぎじゅつてきほごしゅだんとして位置いちづけ、提供ていきょうを義務ぎむにするなど強制力きょうせいりょくのある方法ほうほうを検討けんとうします。SNSなどのプラットフォーム事業者じぎょうしゃ(サービスを提供ていきょうする会社かいしゃ)には、何なんさい以上いじょうの利用りようが適切てきせつかを決きめた理由りゆうや、年ねんれいの確たしかめ方かたなどをふくむリスク評価ひょうかと保護ほごの取とり組くみを行おこない、その内容ないようを公表こうひょうすることを求もとめます。国くにが会社かいしゃに報告ほうこくを求もとめたり、改善かいぜんを命めいじたり、ばっそく(ばつを定さだめたきまり)を設もうけたりすることも検討けんとうされ、会社かいしゃが守まもるためのガイドライン(手引てびき)も整ととのえます。年ねんれいの確認かくにんについては、今いまの自己申告じこしんこくのやり方かたでは不十分ふじゅうぶんだとして、マイナンバーカードの活用かつようなど、より確実かくじつな方法ほうほうの検討けんとうが必要ひつようだと示しめしました。対象たいしょうとなる事業者じぎょうしゃのはんいについては、すべての会社かいしゃに同おなじ義務ぎむを負おわせると、行いき過すぎたり足たりなかったりするおそれがあるという考かんがえ方かたを示しめしました。一方いっぽうで、SNSを使つかう子こどもの側がわに一律いちりつの年ねんれい制限せいげんを設もうけることには、ふれていません。このほか、国くにと会社かいしゃなどが協力きょうりょくするしくみづくりや、ルールを守まもらせる体制たいせいの強化きょうかも方向性ほうこうせいとして示しめされました。この骨子案こっしあんをもとにした中間整理報告書ちゅうかんせいりほうこくしょの案あんは、7月がつ30日にちに開ひらかれる第だい7回かいの会合かいごうで議題ぎだいになる予定よていで、2026年ねん7月がつ29日にちの時点じてんではまだ公表こうひょうされていません。

最後さいごに、ニュースに出でてきた言葉ことばを整理せいりします。「青少年せいしょうねんインターネット環境整備法かんきょうせいびほう」は、18さい未満みまんの子こどもが安全あんぜんにインターネットを使つかえるようにするための法律ほうりつです。「フィルタリング」は、有害ゆうがいなサイトなどを見みられないようにするしくみです。「ペアレンタルコントロール」は、保護者ほごしゃが子こどものスマートフォンの使つかえる時間じかんやアプリなどを管理かんりできる機能きのうのことです。「技術的保護手段ぎじゅつてきほごしゅだん」は、子こどもを守まもるための技術ぎじゅつのしくみとして、法律ほうりつの中なかで正式せいしきに位置いちづけられるものという意味いみです。今回こんかいの見直みなおしは、みなさんが毎日使まいにちつかうスマホやSNSの安全あんぜんに直接ちょくせつつながるものです。ルールに守まもられるのを待まつだけでなく、自分じぶんでもインターネットの危険きけんを知しり、かしこく使つかう力ちからを身みにつけていくことが大切たいせつです。