みちびき7号を運ぶH3ロケット 台風のため打ち上げをのばす

車のカーナビや、スマートフォンの地図を見て、「今、自分がここにいる」と分かったことはありませんか。じつはこれ、空のとても高いところを回っているえいせいから電波がとどいて、はじめて分かるしくみです。日本は、この場所を教えてくれるえいせい「みちびき」を、少しずつふやしてきました。ところが夏は、日本のまわりに台風がやってくる季節です。台風が近づくと、強い風がふき、雨がはげしくふります。ロケットは大きな力で空へ上がるので、風や雨がつよいと、安全に飛ばすことができません。

2026年8月3日、JAXAは、8月7日に予定していたロケットの打ち上げをのばすと発表しました。打ち上げるのは、準天頂衛星システムのみちびき7号をのせた、H3ロケットの9番目のロケットです。場所は、たねがしまうちゅうセンターです。のばすことにした理由は、台風13号のえいきょうで、打ち上げの当日に天気が悪くなると予想されたからです。新しい打ち上げの日は、まだ決まっていません。JAXAは、日が決まったらすぐに発表するとしています。
「準天頂衛星」とは、日本の真上あたりを通るように地球のまわりを回るえいせいのことです。日本の真上に長い時間いてくれるので、高いビルや山が多い場所でも、自分のいる所が分かりやすくなります。「種子島宇宙センター」は、かごしま県のたねがしまにある、日本でいちばん大きなロケットの打ち上げ場です。天気が悪い日に無理をせず、日をずらして待つことも、ロケットを安全に飛ばすための大切な仕事です。みちびきがぶじに空へ上がれば、地図や、車の道あんない、じしんや大雨のときの人助けなど、わたしたちのくらしはもっと安全で便りになっていきます。