地しんにあった熊本の子どもたちに安心の居場所 みんなのこども部屋を開設
2026年7月28日、熊本県熊本地方で「令和8年熊本地震」という大きな地しんが起きました。みなさんは理科で、地しんが土地を変化させ、災害をもたらすことがあると学びましたね。地しんのあと、大人はこわれた家の片づけやひなん生活の準備でとてもいそがしくなります。子どもたちも、学校や遊び場に行けず、不安な気持ちで過ごすことが少なくありません。そこで、子どもたちが安心して過ごせる場所をつくる取り組みが始まりました。
認定特定非営利活動法人カタリバ(本部は東京都中野区、代表理事は今村久美さん)は、7月31日、熊本県の益城町と八代市に、地しんにあった子どものための居場所「みんなのこども部屋」を開いたと発表しました。熊本県災害対策本部の資料によると、この地しんで県内では9105人がひなんし、約4500戸で停電が、約8万戸で水道が止まる断水が起きています。益城町のみんなのこども部屋は、ミナテラス(益城町交流情報センター)で、7月31日から8月27日までの平日、午前9時30分から午後4時まで開かれます。対象は4さいから18さいで、Tableという団体とカタリバがいっしょに運営します。八代市のみんなのこども部屋は、「植柳下二自治公民館」で、8月1日から8月9日まで、午前9時から午後4時まで開かれ、こちらはカタリバだけで運営します。対象は同じく4さいから18さいです。この居場所には、安心できる空間をつくること、子ども同士が交流できる場にすること、保護者の負担を軽くすること、という三つの役割があります。あわせて、カタリバは保護者向けにLINEで相談できる窓口も開きました。また、Carstay株式会社と株式会社CarLife Japanの協力で、キャンピングカーをスタッフが休む場所として活用しています。
ニュースに出てきた「認定特定非営利活動法人」とは、お金もうけのためではなく、社会のために活動していると国などにみとめられた団体のことです。また、今回の取り組みは、内閣府の「被災者援護協力団体」という、災害にあった人を助ける活動に協力する団体を国が登録する制度のもとで行われています。災害は、いつどこで起きるか分かりません。社会科で学んだように、国や町による公助だけでなく、地域でたがいに助け合う共助も大切です。みなさんも、自分の町で災害が起きたとき、子どもや家族のためにどんな助け合いができるか、この機会に考えてみてはどうでしょうか。