インドネシアの島の沖でマグニチュード7.7の大きなじしん 約200万人が強いゆれ

日本は世界の中でもじしんが多い国ですが、東南アジアにあるインドネシアも、日本と同じようにじしんがとても多い国です。理科で学んだように、地球の表面はプレートとよばれる大きな岩の板でおおわれていて、プレートどうしがおし合う境界では、じしんがくり返し起きます。インドネシアはちょうどそのような場所にあり、じしんやつなみの災害にたびたびおそわれてきました。今回、そのインドネシアで大きなじしんが起きたと、アメリカの機関が発表しました。

アメリカでじしんや火山を調べている国の機関、アメリカ地質調査所(USGS)は、世界標準時の2026年8月14日午後9時58分(現地のインドネシア時間では8月15日の未明)、インドネシアのフローレス島の北の沖合で、マグニチュード7.7のじしんが発生したと発表しました。じしんが地下で始まった場所(しん源)は、フローレス島の町エンデから北西に約68キロメートルの海で、地球上の位置で表すと、なんい8.3101度、東経121.3517度です。しん源の深さは10キロメートルととても浅く、アメリカ地質調査所は、オーストラリアプレートとスンダプレートがおし合ってぶつかる境界で起きた、逆断層型のじしんだというしくみも発表しました。
アメリカ地質調査所は、人や建物に重大なひ害が出ている可能性が高いと評価し、危険の度合いを色で表す目安のうち、オレンジとよばれる警かいの段階を発表しました。また、ゆれの強さを表すアメリカの目安(MMI)で6から9にあたる強いゆれを受けた住民は、約200万人と推計しています。
アメリカ地質調査所によると、この地域では1950年以降、マグニチュード6以上のじしんが37回、マグニチュード7以上のじしんも5回起きています。1992年には、今回のしん源から東南東に約63キロメートルの場所でマグニチュード7.8のじしんとつなみが発生し、2500人以上が亡くなったという記録もあります。さらにアメリカ地質調査所は、大きなじしんの後に続くじしん(余しん)がこれからも続くことにもふれています。
ここで、ニュースに出てきた言葉を説明します。「マグニチュード」は、じしんそのものの規模(大きさ)を表す数字で、数字が大きいほど大きなじしんです。「震源」は、地下でじしんが始まった場所のことです。「プレート」は、地球の表面をおおっている大きな岩の板で、少しずつ動いています。「逆断層」は、両側からおされる力で地下の岩の層がずれて、片方がもう片方に乗り上げるように動くずれ方のことです。「津波」は、じしんなどによって海の水が大きく動き、海岸におしよせる高い波のことです。
日本もインドネシアと同じように、プレートの境界の近くにあって、じしんの多い国です。ですから、このニュースは遠い国だけの出来事ではありません。社会科で学んだ自助・共助・公助の考え方を思い出して、家族とひ難場所や日ごろの備えを話し合っておくことが、自分や大切な人の命を守ることにつながります。