今年の秋のサンマは昨年より少なく小ぶりに 水産庁が予報を発表

秋になると、夕食にサンマの塩焼きが並ぶ家庭が多くなります。サンマは秋を代表する魚として、昔から日本で親しまれてきました。

店に並ぶサンマの数や値段は、その年にどれだけのサンマが日本の近くの海にやって来るかによって大きく変わります。そこで国は毎年、夏のうちに、秋から冬にかけてのサンマの見通しを予報として発表しています。
令和8年(2026年)7月28日、水産庁は、国立研究開発法人の水産研究・教育機構が作成した「令和8年度サンマ長期漁海況予報」を発表しました。漁海況予報とは、漁のようすや海のようすを長い期間にわたって予想したものです。対象となる期間は令和8年8月から12月までで、対象となる海域は、北海道の東の海である道東から、茨城県や福島県の沖合の「常磐」と呼ばれる海までです。
この海域にやって来るサンマの量を「来遊量」といいますが、予報によると、今年度の来遊量は漁の期間を通じて昨年(2025年)の水準を下回る見通しです。さらに、とれるサンマにしめる、生まれてから1年ほどたった「1歳魚」の割合も昨年を下回り、その1歳魚の体重も昨年より軽くなると予想されています。つまり、数が少ないうえに、小ぶりなサンマが多くなりそうだということです。
サンマの群れがどこに来るかも予想されています。8月から9月は、北海道からウルップ島の東の沖合に広がる、東経152度から168度の公海を中心に、小規模な魚群がやって来る見通しです。公海とは、領海や排他的経済水域の外にある、どこの国のものでもない海のことです。10月には、東経160度より西の公海を中心に魚群が来ると見られています。
この予報は、水産研究・教育機構が令和8年5月から7月に行った調査の結果をもとにしています。海面の近くであみを引く「表層トロール」という方法で実際にサンマをとり、海にいるサンマの資源量を直接推定する調査です。