1光で脳の神経をあやつる研究にノーベル賞 アメリカとドイツの3人


AIに聞けばすぐに答えが返ってくる時代に、学校ではいったい何を学べばよいのでしょうか。

この疑問が生まれるのは、文章や絵を自動で作る「生成AI」が急速に発展しているからです。知識を取り出したり、大量の情報を整理して調べたりする仕事は、AIが人間の代わりにできるようになりつつあります。
こうした中、2026年8月31日、文部科学省に置かれた「中央教育審議会」という、教育について話し合う会議の部会が、次の「学習指導要領」に向けた「審議まとめ」の素案を、会議の資料として示しました。学習指導要領とは、全国の学校で何をどのように教えるかを国が定めたものです。素案とは、正式にまとめる前の、もとになる案のことです。
素案では、AIに任せられることが増えたからこそ、意味を深く理解して知識を身につけることや、ばらばらに覚えるのではなく知識どうしをつなげて整理すること、つまり「知識の構造化」が、これまで以上に大切になると整理しました。
また素案は、AIが人間のものの見方や意思決定にあたえるえいきょうが大きくなっていることや、SNSを通じてにせ情報や誤った情報が広まることが、民主主義の社会を「分断」させる、つまり人々の考えをばらばらに分けて対立させてしまいかねない課題だとあげました。そのうえで、「自らの人生を舵取りすることができる、民主的で持続可能な社会の創り手」を育てる必要があるとしています。
さらに、学校を卒業した後の仕事や、大学などで学ぶ数理・データサイエンス・AIの教育につながることも考えて、デジタル技術の使い方や適切なあつかい方、その特性の理解について、すべての子どもに一定の水準を保障する、つまりだれもが必ず身につけられるようにする必要があるとしました。