AIが答こたえを出だせる時代じだい、学校がっこうで何なにを学まなぶ? 次つぎの学習指導要領がくしゅうしどうようりょうに向むけた素案そあんが示しめされる

AIが答えを出せる時代、学校で何を学ぶ? 次の学習指導要領に向けた素案が示される
文部科学省 出典: Dick Thomas Johnson (CC BY / Wikimedia Commons)

AIに聞きけばすぐに答こたえが返かえってくる時代じだいに、学校がっこうではいったい何なにを学まなべばよいのでしょうか。

AIが答えを出せる時代、学校で何を学ぶ? 次の学習指導要領に向けた素案が示される
文部科学省 出典: Dick Thomas Johnson (CC BY / Wikimedia Commons)

この疑問ぎもんが生うまれるのは、文章ぶんしょうや絵えを自動じどうで作つくる「生成せいせいAI」が急速きゅうそくに発展はってんしているからです。知識ちしきを取とり出だしたり、大量たいりょうの情報じょうほうを整理せいりして調しらべたりする仕事しごとは、AIが人間にんげんの代かわりにできるようになりつつあります。

こうした中なか、2026年ねん8月がつ31日にち、文部科学省もんぶかがくしょうに置おかれた「中央教育審議会ちゅうおうきょういくしんぎかい」という、教育きょういくについて話はなし合あう会議かいぎの部会ぶかいが、次つぎの「学習指導要領がくしゅうしどうようりょう」に向むけた「審議しんぎまとめ」の素案そあんを、会議かいぎの資料しりょうとして示しめしました。学習指導要領がくしゅうしどうようりょうとは、全国ぜんこくの学校がっこうで何なにをどのように教おしえるかを国くにが定さだめたものです。素案そあんとは、正式せいしきにまとめる前まえの、もとになる案あんのことです。

素案そあんでは、AIに任まかせられることが増ふえたからこそ、意味いみを深ふかく理解りかいして知識ちしきを身みにつけることや、ばらばらに覚おぼえるのではなく知識ちしきどうしをつなげて整理せいりすること、つまり「知識ちしきの構造化こうぞうか」が、これまで以上いじょうに大切たいせつになると整理せいりしました。

また素案そあんは、AIが人間にんげんのものの見方みかたや意思決定いしけっていにあたえるえいきょうが大おおきくなっていることや、SNSを通つうじてにせ情報じょうほうや誤あやまった情報じょうほうが広ひろまることが、民主主義みんしゅしゅぎの社会しゃかいを「分断ぶんだん」させる、つまり人々ひとびとの考かんがえをばらばらに分わけて対立たいりつさせてしまいかねない課題かだいだとあげました。そのうえで、「自みずからの人生じんせいを舵取かじとりすることができる、民主的みんしゅてきで持続可能じぞくかのうな社会しゃかいの創つくり手て」を育そだてる必要ひつようがあるとしています。

さらに、学校がっこうを卒業そつぎょうした後あとの仕事しごとや、大学だいがくなどで学まなぶ数理すうり・データサイエンス・AIの教育きょういくにつながることも考かんがえて、デジタル技術ぎじゅつの使つかい方かたや適切てきせつなあつかい方かた、その特性とくせいの理解りかいについて、すべての子こどもに一定いっていの水準すいじゅんを保障ほしょうする、つまりだれもが必かならず身みにつけられるようにする必要ひつようがあるとしました。