2030年度ねんどからのデジタル教科書きょうかしょ、動画どうがの量りょうに上限じょうげん 文部科学省もんぶかがくしょうが案あんを示しめす

2030年度からのデジタル教科書、動画の量に上限 文部科学省が案を示す
デジタル教科書 出典: Dick Thomas Johnson (CC BY / Wikimedia Commons)

今いまの教科書きょうかしょは紙かみでできています。ただ、ページにある二次元にじげんコードをタブレットなどで読よみ取とると、動画どうがや資料しりょうが見みられる教科書きょうかしょもあります。中なかには、二次元にじげんコードの先さきに、1点てんあたり合計ごうけい5時間じかんをこえる動画どうががのせられている例れいもあります。

2030年度からのデジタル教科書、動画の量に上限 文部科学省が案を示す
デジタル教科書 出典: Dick Thomas Johnson (CC BY / Wikimedia Commons)

2030年度以降ねんどいこうには、紙かみだけでなくデジタルな形かたちをふくむ教科書きょうかしょが導入どうにゅうされます。それに向むけて文部科学省もんぶかがくしょうは、令和れいわ8年ねん9月がつ2日ふつか、教科書きょうかしょの検定けんていを話はなし合あう会議かいぎで、新あたらしい教科書きょうかしょの検定けんていの考かんがえ方かたをまとめた「骨子案こっしあん」を示しめしました。骨子案こっしあんとは、細こまかな部分ぶぶんを決きめる前まえに、大おおもとの考かんがえ方かたを示しめした案あんのことです。

「検定けんてい」とは、教科書きょうかしょとして学校がっこうで使つかってよいかどうかを、国くにが中身なかみを調しらべて認みとめる仕組しくみです。デジタルな教科書きょうかしょでは、文字もじや写真しゃしんだけでなく、動画どうがやゲームのような形かたちのデジタルコンテンツものせられるようになります。そこで、どんなデジタルコンテンツなら教科書きょうかしょにのせてよいのかを、はっきりさせる必要ひつようが出でてきました。特とくに動画どうがは、分量ぶんりょうをよく選えらんでしぼりこむことが課題かだいとされています。

骨子案こっしあんでは、教科書きょうかしょにのせることが認みとめられない例れいとして、次つぎのようなものが挙あげられました。教科きょうかの本質的ほんしつてきな理解りかいとあまり関かかわりがなく、楽たのしむための要素ようそが多おおいゲームやまんが。とても多おおくの情報じょうほうをふくんだデータ。くり返かえし練習れんしゅうするための大量たいりょうの練習問題れんしゅうもんだいや、入学試験にゅうがくしけん・資格試験しかくしけんの問題もんだい。生物せいぶつや物質ぶっしつなどをくまなく集あつめた図ずかんのデータ。そして、授業じゅぎょうそのものの代かわりになってしまうような講義動画こうぎどうがや解説動画かいせつどうがです。

一方いっぽう、図形ずけいやグラフを自分じぶんで動うごかしながら目めで見みて学まなべるシミュレーションや、技能ぎのうを身みにつけるのに役立やくだつ動画どうがなどは、教科書きょうかしょとして適切てきせつな例れいとされました。

動画どうがの量りょうについては、教科きょうかの特性とくせいに応おうじて上限じょうげんの時間数じかんすうを定さだめる方向ほうこうが示しめされました。技能ぎのうを身みにつけるのに動画どうがが役立やくだつ教科きょうか、観察かんさつや実験じっけんを通とおして学まなぶ教科きょうか、言葉ことばを使つかった活動かつどうを豊ゆたかにするのに動画どうがが効果的こうかてきな教科きょうか、それ以外いがいの教科きょうかという分わけ方かたをふまえ、教科書きょうかしょの種類しゅるいごとに動画どうがの合計時間ごうけいじかんの上限じょうげんを決きめるという考かんがえ方かたです。

さらに、外部がいぶのウェブサイトや、教科書きょうかしょではない教材きょうざいへのリンクは教科書きょうかしょにのせないことも、検定けんていの要件ようけんとする方向ほうこうです。