1光で脳の神経をあやつる研究にノーベル賞 アメリカとドイツの3人


今の教科書は紙でできています。ただ、ページにある二次元コードをタブレットなどで読み取ると、動画や資料が見られる教科書もあります。中には、二次元コードの先に、1点あたり合計5時間をこえる動画がのせられている例もあります。

2030年度以降には、紙だけでなくデジタルな形をふくむ教科書が導入されます。それに向けて文部科学省は、令和8年9月2日、教科書の検定を話し合う会議で、新しい教科書の検定の考え方をまとめた「骨子案」を示しました。骨子案とは、細かな部分を決める前に、大もとの考え方を示した案のことです。
「検定」とは、教科書として学校で使ってよいかどうかを、国が中身を調べて認める仕組みです。デジタルな教科書では、文字や写真だけでなく、動画やゲームのような形のデジタルコンテンツものせられるようになります。そこで、どんなデジタルコンテンツなら教科書にのせてよいのかを、はっきりさせる必要が出てきました。特に動画は、分量をよく選んでしぼりこむことが課題とされています。
骨子案では、教科書にのせることが認められない例として、次のようなものが挙げられました。教科の本質的な理解とあまり関わりがなく、楽しむための要素が多いゲームやまんが。とても多くの情報をふくんだデータ。くり返し練習するための大量の練習問題や、入学試験・資格試験の問題。生物や物質などをくまなく集めた図かんのデータ。そして、授業そのものの代わりになってしまうような講義動画や解説動画です。
一方、図形やグラフを自分で動かしながら目で見て学べるシミュレーションや、技能を身につけるのに役立つ動画などは、教科書として適切な例とされました。
動画の量については、教科の特性に応じて上限の時間数を定める方向が示されました。技能を身につけるのに動画が役立つ教科、観察や実験を通して学ぶ教科、言葉を使った活動を豊かにするのに動画が効果的な教科、それ以外の教科という分け方をふまえ、教科書の種類ごとに動画の合計時間の上限を決めるという考え方です。
さらに、外部のウェブサイトや、教科書ではない教材へのリンクは教科書にのせないことも、検定の要件とする方向です。