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町を走るタクシーは、運転手がハンドルをにぎり、ペダルをふんで動かしています。ところが、今回日本に初めてやってきた「Cybercab(サイバーキャブ)」という車には、そのハンドルもペダルもありません。アメリカの自動車会社テスラが、人が運転しない無人タクシー専用の車としてつくったものです。

ふつうの車とCybercabのいちばん大きなちがいは、人が運転することを最初から前提にしていない点です。多くの自動運転の車は、人が運転する車をもとにつくられていますが、Cybercabは無人タクシー用の車としてゼロから設計されました。だから、運転席そのものが必要なく、ハンドルもペダルもついていないのです。
この車は、テスラが「Robotaxi(ロボタクシー)」というサービスのために開発しました。Robotaxiは、客の呼び出しに合わせて車が自分で判断して走り、客を目的地まで運ぶ無人のタクシーサービスです。
テスラの日本の会社であるTesla Japan合同会社は9月5日、このCybercabを日本で初めて公開し、9月に東京・大阪・名古屋の全4会場を回る「Cybercab Japan Tour」を開くと発表しました。
Cybercabは2人乗りで、ドアは上に向かって開く「バタフライドア」というつくりです。車内には、画面にふれて操作する「センタータッチスクリーン」がついていて、その大きさはテスラがこれまでつくった車の中で最大です。アメリカではすでに量産、つまり工場でたくさんつくることが始まっていて、Robotaxiサービスの車として順番に導入されていく予定です。
展示の日程は次のとおりです。東京の青山では9月11日から14日まで、OMAKASE青山ガーデン byGMOで展示されます。大阪では9月17日から20日まで、テスラ グランフロント大阪で展示されます。愛知県の名古屋では9月22日から23日まで、テスラ名古屋則武で展示されます。東京の新宿では9月26日から28日まで、テスラ新宿で展示されます。
各会場では、テスラが日本国内で売っている車のModel 3とModel Yもあわせて展示されます。ハンドルのある今の車と、ハンドルのないCybercabを、同じ場所で見くらべることができます。