1買い物客が、とつぜんさいがいの中に げきのようなぼうさいくんれん


北海道の東には、根室海峡という海があります。「海峡」とは、りくとりくにはさまれた、せまい海のことです。アクアマリンふくしまは、この海の深いところにどんな生き物がいるのかを、20年間にわたって調べつづけてきました。

調べるときには、地元で魚をとる仕事をしている人たちに手つだってもらいます。エビをとる仕事で使うかごや、あみを海にしずめて、深い海の生き物を集めるのです。これまでにも、この海からは、めずらしい「十脚甲殻類」がたくさん見つかっています。十脚甲殻類とは、エビやカニのなかまのことです。
その根室の海から、今回、真っ赤なエビが見つかりました。アクアマリンふくしまは、このエビに「ホムライバラモエビ」という名前をつけ、「新種」として発表しました。新種とは、今まで世界で知られていなかった、新しい生き物のなかまのことです。ホムライバラモエビは、イバラモエビのなかまです。
見つかったのは、2019年と2022年にとれたエビの中にいた、2ひきでした。体の形をくわしく調べるやり方と、親から子へうけつがれる体のじょうほうを調べるやり方の二つで調べたところ、この2ひきは、今まで知られているどのエビともちがっていました。そこでアクアマリンふくしまは、千葉県立中央はく物館のこまい ともゆき はかせといっしょに研究を進め、新しい生き物のなかまだと分かったのです。
根室の深い海で20年間つづけてきた調べが、今回の真っ赤なエビの発見につながりました。