2026年10月3日(土)のこどもニュースNews for Saturday, October 3, 2026

白神山地しらかみさんちでミズラモグラを初はじめて確認かくにん 青森県内あおもりけんないの生息地せいそくちが西にしへ広ひろがる

白神山地でミズラモグラを初めて確認 青森県内の生息地が西へ広がる
ミズラモグラ 出典: Daderot (PD / Wikimedia Commons)

ミズラモグラというモグラは、青森県内あおもりけんないでは、これまで八はっこう田山ださんのふもとと岩木山いわきさんのふもとの一部いちぶでしか見みつかっていませんでした。県内けんないのほかの場所ばしょにもすんでいるのかどうかは、よく分わかっていなかったのです。

白神山地でミズラモグラを初めて確認 青森県内の生息地が西へ広がる
ミズラモグラ 出典: Daderot (PD / Wikimedia Commons)

そのミズラモグラが、世界遺産せかいいさんの白神山地しらかみさんちにもすんでいることが初はじめて確たしかめられました。国立大学法人こくりつだいがくほうじんひろさき大学だいがくが、2026年ねん9月がつ2日ふつかに発表はっぴょうしました。確認かくにんされた場所ばしょは、白神山地しらかみさんちにある暗門あんもんのたきの近ちかくの遊歩道ゆうほどうです。調しらべたのは、ひろさき大だい学がく農のう学がく生せい命めい科か学がく部ぶ付ふ属ぞく白しら神かみ研けん究きゅうセンターの中村教授なかむらきょうじゅらの研究けんきゅうグループです。

ミズラモグラは「日本固有種にほんこゆうしゅ」です。これは、世界せかいの中なかで日本にほんにしかすんでいない生いき物ものという意味いみです。

数かずが減へって心配しんぱいされている生いき物ものをまとめた本ほんを、レッドデータブックといいます。かん境省きょうしょうのレッドデータブックでは、ミズラモグラは「準絶滅危惧じゅんぜつめつきぐ」に分わけられています。今いますぐ絶ぜつめつする危険きけんは小ちいさいものの、すんでいる場所ばしょの様子ようすが変かわると、絶ぜつめつの心配しんぱいが大おおきくなるかもしれない生いき物もののことで、アルファベットではNTと書かきます。また、青森県あおもりけんのレッドデータブックではDランクの「情報不足じょうほうぶそく」とされています。どのくらい危あぶないのかを決きめるための情報じょうほうが、まだ足たりないという意味いみです。

今回こんかいの確認かくにんによって、青森県内あおもりけんないでミズラモグラがすんでいると考かんがえられるはん囲いは、西側にしがわに大おおきく広ひろがりました。研究けんきゅうグループは、ミズラモグラが白神山地しらかみさんちの全域ぜんいきにすんでいる可能性かのうせいがあることを示しめしています。

この研究けんきゅうをまとめた論文ろんぶんの題だいは「白神山地しらかみさんちにおけるミズラモグラの初記録はつきろく」です。著者ちょしゃはムラノちえさん、中村教授なかむらきょうじゅ、山岸洋貴やまぎしひろきさんの3人にんで、2026年ねん7月末がつまつに、ほ乳類科学にゅうるいかがくという学術雑誌がくじゅつざっしで公開こうかいされました。