1光で脳の神経をあやつる研究にノーベル賞 アメリカとドイツの3人


ミズラモグラというモグラは、青森県内では、これまで八こう田山のふもとと岩木山のふもとの一部でしか見つかっていませんでした。県内のほかの場所にもすんでいるのかどうかは、よく分かっていなかったのです。

そのミズラモグラが、世界遺産の白神山地にもすんでいることが初めて確かめられました。国立大学法人ひろさき大学が、2026年9月2日に発表しました。確認された場所は、白神山地にある暗門のたきの近くの遊歩道です。調べたのは、ひろさき大学農学生命科学部付属白神研究センターの中村教授らの研究グループです。
ミズラモグラは「日本固有種」です。これは、世界の中で日本にしかすんでいない生き物という意味です。
数が減って心配されている生き物をまとめた本を、レッドデータブックといいます。かん境省のレッドデータブックでは、ミズラモグラは「準絶滅危惧」に分けられています。今すぐ絶めつする危険は小さいものの、すんでいる場所の様子が変わると、絶めつの心配が大きくなるかもしれない生き物のことで、アルファベットではNTと書きます。また、青森県のレッドデータブックではDランクの「情報不足」とされています。どのくらい危ないのかを決めるための情報が、まだ足りないという意味です。
今回の確認によって、青森県内でミズラモグラがすんでいると考えられるはん囲は、西側に大きく広がりました。研究グループは、ミズラモグラが白神山地の全域にすんでいる可能性があることを示しています。
この研究をまとめた論文の題は「白神山地におけるミズラモグラの初記録」です。著者はムラノちえさん、中村教授、山岸洋貴さんの3人で、2026年7月末に、ほ乳類科学という学術雑誌で公開されました。