あじさいが咲かない…京都大原三千院があやまる
6月から7月ごろの雨の多い季節を「梅雨」とよびます。この時期にきれいに咲く花として有名なのが「あじさい」です。雨にぬれた青やむらさきのあじさいを見に、毎年たくさんの人がお寺や公園に出かけます。なかでも京都府にある「京都大原三千院」は、あじさいの名所として知られていて、この時期に「あじさい祭」を開くことで人気のお寺です。
ところが2026年6月8日、京都大原三千院は、あじさいがほとんど咲いていないことを発表し、来てくれる人たちにあやまりました。京都大原三千院によると、想定外の「害虫」の被害が出てしまい、あじさいが思うように咲かない状態になってしまったのです。想定外とは、前もって考えていなかった、思いがけないという意味です。京都大原三千院は「あじさい祭」を開くために準備を進めていましたが、この被害のせいで、祭を行うことがむずかしくなってしまいました。京都大原三千院は、これからの害虫への対さくと、花を育てる管理の体制をもっと強くしていくと伝えています。
「害虫」とは、植物を食べたり弱らせたりして、人間にとって都合の悪いはたらきをする虫のことです。昆虫の多くは植物を食べ物にして生きていますが、その数が増えすぎると、花や葉が大きく傷つけられてしまうことがあります。植物は、虫や天気など、まわりの自然と関わり合いながら育っています。だからこそ、毎年同じように花を咲かせるのは、じつはとても大変なことなのです。今回のニュースは、わたしたちがいつも楽しんでいる花や緑が、多くの人の手入れと自然のバランスの上に成り立っていることを教えてくれます。次にあじさいや桜を見るときには、その花をささえている人や自然のことも、少し考えてみたいですね。