指定のごみぶくろが品切れ 神戸市が特別なルールを発表

みなさんの家でも、ごみを出すときには、住んでいる市や町で決められた専用のごみぶくろを使っていると思います。社会の学習で習ったように、ごみを集めて処理するしくみは、みんなのくらしを清潔に、そして安全にたもつために、計画的につくられています。だからこそ、決められたごみぶくろが急に手に入らなくなると、毎日の生活はとても困ってしまいます。今回は、その大切なごみぶくろをめぐって、神戸市が特別な決まりを発表しました。

神戸市は、202661日から630日までの間、決められた指定のごみぶくろではなくても、ごみを集めることを受け付ける、という特別な決まりをおこなうと発表しました。これは、「中東」という遠い地いきのきびしい情勢が原因で人々の間に不安が広がり、指定のごみぶくろを買い求める人が一気に集中したことがきっかけです。そのため、一部の店で指定のごみぶくろが一時的に品切れになってしまいました。この特別な期間に使ってよいのは、15リットルから45リットルの大きさで、ふくろごしに中の文字が見えるくらいの「透明」または「半透明」のふくろです。ごみぶくろをつくる会社は、いつもの年より多く生産をしていましたが、必要以上にたくさん買う人が多かったことが、品物が少なくなった主な原因だと言われています。一方で、使ってはいけないふくろもあります。中身が見えないふくろ、やぶれやすいふくろ、水分がしみ出すふくろ、口をしばれないふくろ、そしてほかの市や町の指定のふくろは使えません。なお、この特別な期間が終わったあとは、また指定のごみぶくろだけにもどることになっています。

ここで言葉の説明をします。「透明」とは、すき通っていて向こう側がよく見えることです。「半透明」は、はっきりとは見えませんが、ぼんやりと中のようすが分かることです。神戸市が中の見えるふくろに限ったのは、集める人が中身を確かめて、安全に作業ができるようにするためだと考えられます。今回のできごとは、不安になったときでも、必要以上にたくさん買いだめをすると、かえってみんなが困ってしまうことを教えてくれます。本当に必要な分だけを買い、まわりの人と分け合う気持ちをもつことが、こまったときほど大切になります。みなさんも、ごみの出し方や買い物の仕方を通して、住みよいくらしのために自分にできることを考えてみてください。