2026年8月17日(月)のこどもニュース
コロンビアの地しん被害 日本がテントや毛布を送ることを決めました

日本は地しんの多い国で、みなさんも学校で地しんへの備えを学んだり、ひなん訓練をしたりしていると思います。しかし、地しんは日本だけでなく、世界のいろいろな場所で起こります。8月10日、南アメリカ大陸にある国、コロンビアでマグニチュード7.4の大きな地しんが発生しました。この地しんで多くの人が亡くなったりけがをしたりして、建物もたくさんこわれるなど、大きな被害が出ています。

この地しんを受けて、日本政府の外務省は令和8年8月17日、コロンビアで被害にあった人々を助けるために、テントや毛布などのきんきゅうえんじょ物資を送ることを決めた、と発表しました。これは、コロンビア政府から「助けてほしい」と求められたことにこたえたものです。物資を実際に届ける仕事は、国際協力機構(JICA)という日本の組織が行います。
ここで、ニュースに出てきた言葉をかんたんに説明します。「マグニチュード」とは、地しんそのものの規模、つまり地しんのエネルギーの大きさを表す数字のことで、数字が大きいほど大きな地しんです。7.4は、とても大きな地しんであることを表しています。「緊急援助物資」とは、災害などで困っている人々のもとへ、急いで届ける品物のことです。今回はテントや毛布などが送られます。JICA(国際協力機構)は、困っている世界の国々を助ける国際協力の仕事をしている、日本の組織です。みなさんは社会の学習で、日本が国際協力を通して世界の平和と発展のために働いていることを学びましたね。今回の決定は、まさにその一つです。日本も大きな地しんが起きたとき、世界の国々からたくさんの助けを受けてきました。遠い国の出来事も、決して他人事ではありません。困ったときにおたがいに助け合うことが、世界の人々が安心してくらせる未来につながっていくのです。
茨城県でシカのなかまのキョンを初めてつかまえました

みなさんは、キョンという動物を聞いたことがありますか。キョンは小さなシカのなかまで、もともと日本の野山にはいなかった動物です。日本の自然や人のくらしに悪いえいきょうをあたえるおそれがあるとして、法律で特定外来生物に決められています。キョンはすでに千葉県のぼうそう半島や東京都のいず大島にすみついていて、数が増えて問題になっています。そのおとなりにある茨城県でも、キョンが見つかり始めているのです。

茨城県と茨城県生物多様性センターは、県内でキョンが確認された例が、2026年6月4日の時点で合わせて6例になったと発表しました。確認されたのはすべてオスです。2017年5月17日にかみす市で、2023年12月28日に下妻市で、死んでいるキョンが見つかりました。2022年12月14日に石岡市で、2023年9月27日にちくせい市で、2026年4月27日に境町で、それぞれキョンが写真にとられています。そして2026年5月31日には、古河市下大野のビニールハウスの中に入りこんだオス1頭がつかまえられました。生きたキョンがつかまえられたのは、これが初めてです。今のところ茨城県内では、農作物やくらしへのひ害は報告されていません。そのため茨城県は、キョンが県内に入りこみ始めたばかりの初期の段階だと考え、県内からキョンを完全にいなくすることを目指しています。キョンがすみついている千葉県のぼうそう半島や東京都のいず大島では、農作物が食べられるひ害のほか、大きな鳴き声や花だんをあらされるひ害、キョンについて血をすうヤマビルという生き物が広がるひ害、アリドオシなどの希少な植物が食べられて生態系がこわされるひ害が起きています。そこで茨城県は、キョンを見かけた人からの情報や、つかまえることへの協力を呼びかけ、協力した人にお金をおくる褒賞金の制度を新しくつくりました。
ここで、ニュースに出てきた言葉をふり返りましょう。「特定外来生物」とは、外国から入ってきて、日本の自然や農業、人のくらしに悪いえいきょうをあたえるおそれがあるとして、法律で決められた生き物のことです。「褒賞金」とは、役に立つ働きをしてくれた人におくられるお金のことです。キョンのような動物は、一度増えてしまうと、減らすのがとても大変です。だからこそ、数が少ない今のうちに手を打つことが大切なのです。茨城県に住んでいる人は、キョンらしい動物を見かけたら、大人の人といっしょに茨城県生物多様性センターへ情報を伝えてみてください。それが、みなさんの身近な自然と農業を守ることにつながります。
手足口病やプール熱に注意 大阪市が夏かぜの予防法を発表

夏はプールや水遊びが楽しい季節です。しかしこの時期は、小さな子どもを中心に、人から人へうつる病気である感染症が流行しやすくなります。夏に流行するこれらの病気は、まとめて夏かぜと呼ばれています。そこで大阪市の保健所は、2026年7月15日、夏かぜについての正しい知識と予防のしかたをホームページで発表し、市民に注意を呼びかけました。

大阪市保健所が取り上げたのは、手足口病、咽頭結膜熱、ヘルパンギーナという三つの病気です。咽頭結膜熱は、プール熱とも呼ばれています。この三つの病気は、6月ごろから乳幼児(小さな子ども)を中心に病気になる人が増え始め、7月から8月にもっとも多くなります。
それぞれの病気には、次のような特ちょうがあります。手足口病は、ウイルスが体に入ってから3日から5日の潜伏期間のあとに、38度以下の熱が出ます。多くは軽くすみますが、まれに、ずいまくえん・脳えん・心筋えんといった、脳や心臓にかかわる重い病気になることもあります。咽頭結膜熱は、アデノウイルスというウイルスが原因で、潜伏期間は5日から7日、39度から40度の高い熱が出ます。ヘルパンギーナは、エンテロウイルスというウイルスが原因で、潜伏期間は2日から4日、38度以上の熱が急に出ます。
三つの病気には、どれも特効薬がありません。そのため、熱や痛みをやわらげる対症療法が中心になります。予防のためには、手洗いをしっかりすること、便などをきちんと処理すること、タオルをほかの人と共用しないことが大切です。咽頭結膜熱では、プールのあとにシャワーを浴びて、目を洗うこともすすめられています。大阪市保健所は、それぞれの病気のうつり方や経過についても、あわせて説明しています。
ここで、ニュースに出てきた言葉を説明します。「感染症」とは、ウイルスなどの目に見えない小さな病原体が体に入って起こり、人から人へうつる病気のことです。「潜伏期間」とは、病原体が体に入ってから、熱などが出るまでの期間のことです。「対症療法」とは、病気そのものを治す薬がないときに、熱を下げたり痛みをやわらげたりしながら、体が自分の力で回復するのを助ける治し方のことです。また、プール熱の正式な名前である「咽頭結膜熱」の「咽頭」はのど、「結膜」は目の表面をおおうまくを表しています。夏かぜは、手洗いなど毎日の小さな心がけで予防できる病気です。プールや外遊びを思い切り楽しむためにも、自分の手で自分と家族、友だちの健康を守っていきましょう。