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遠くはなれたインドネシアの火山がふん火したとき、なぜ日本の気象庁が、急いで発表を出すのでしょうか。

その理由は、火山の大きなふん火によって海の水が大きく動き、「津波」が起きることがあるからです。つ波は、海の水が大きく動いて陸におし寄せる波のことで、海を伝わって遠くの国まで届くことがあります。そのため気象庁は、海外で大きなふん火が起きたときにも、日本につ波が来るおそれがないかをすぐに調べます。
令和8年9月5日、気象庁は、インドネシアのクラカタウ火山で大きなふん火が起きたと発表しました。ふん火が起きたのは、日本時間で9月5日の午前2時50分ごろです。気象庁は、ダーウィンにある「航空路火山灰情報センター」の情報をもとに、この発表を出しました。航空路火山灰情報センターは、飛行機が安全に飛べるように、火山灰がどこまで広がっているかを調べて各国に伝えている機関です。
ふん火で上がったけむりは、約5万フィート、メートルで表すと約1万5000メートルの高さまで達しました。これは15キロメートルにあたり、ジェット機が飛ぶ高さよりも高いところです。
5日の午前8時30分の時点では、海外と日本国内の観測点で、このふん火によって起きたと考えられる大きな「潮位」の変化は観測されていません。潮位とは海面の高さのことで、つ波が来ると、海面の高さがふだんとはちがう動きをします。ただし、日本につ波が来るかどうかについては、気象庁がまだ調べているところです。つ波の心配がないと判断したときには、遠くはなれた場所で起きた地しんなどによるつ波について伝える「遠地地震に関する情報」で、別に発表することにしています。
今回の発表は2回目の発表にあたり、様子に特に変化がなければ、この発表をもって報道向けの発表は終わりになります。