1買い物客が、とつぜんさいがいの中に げきのようなぼうさいくんれん


2025年8月、小田急線の世田谷代田駅で、駅係員がむねに小さなカメラをつけて仕事をするテストが始まりました。このカメラは「ウェアラブルカメラ」といって、体につけたまま、目の前のようすを記ろくできるカメラです。

なぜ、カメラをつけることになったのでしょうか。駅では、お客さんがひどい言い方をしたり、むちゃな文句を言ったりする「カスタマーハラスメント」などのトラブルが起きることがあります。そのとき、どんなことがあったのかを正しく記ろくしておけば、後でかかわる人たちが当時のようすをきちんと知り、事実にもとづいて考えて、よりよい対応ができます。
世田谷代田駅でのためしのあと、小田急電鉄はいくつかの中からカメラを1つえらびました。えらばれたのは「LINKFLOW P3000」という機しゅです。そして2026年3月、もう一度ためす期間をもうけました。
そして2026年4月6日、東京都新宿区に本社がある小田急電鉄は、小田急線の全部の駅、70駅の駅係員にこのカメラを入れると発表しました。始まるのは2026年4月16日の木曜日です。カメラは合計90台で、駅ごとに1台から3台がおかれます。カメラはけいび会社に知らせることができる道具といっしょに使います。
カメラはせいふくのむねにつけます。ただし、いつでも使うわけではありません。使うのは、カスタマーハラスメントをふくむトラブルが起きたとき、見回りのときにあやしい物やこわれた設びを見つけたとき、そのほか駅長が必要だと決めたときだけです。録画したデータは駅長がまとめて管理し、決められた目的のほかには使いません。保存できるのはおよそ50時間分で、それをこえた分は自動で消えます。
小田急電鉄は、このカメラを入れる目的として、カスタマーハラスメントへの対さく、駅のサービスが悪くならないようにすること、駅の中の安全を高めることの3つをあげています。