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本がたくさんあるのに、貸し出しはしない。そんな図書館が東京都青梅市に生まれます。青梅市教育委員会は、青梅駅前に新しく作る新青梅図書館(仮の名前)について、館内にある本は貸し出さず、その場で読むだけにする方針を発表しました。

貸し出さない理由は、今の図書館で起きている「人気の本がいつも貸出中」という状態にあります。人気の本は長い期間だれかが借りたままになり、図書館に来ても本だなに見当たらないことが多いのです。新しい図書館では、本をいつでも館内で手に取れるようにして、本との出会いの場をつくることを目指しています。
新しい図書館には、約2万冊の本が新たにそろえられる予定です。館内の本は借りて帰れませんが、青梅市内の図書館が持つ約60万冊以上の本の中から、読みたい本を予約して取り寄せることができます。取り寄せた本は、1〜2日で受け取れます。また、館内の全体で無料のWi-Fi(無線でインターネットにつなぐしくみ)が使えるようになり、「電子書籍」と呼ばれる画面で読む本も利用できます。
このほかにも、いろいろな計画があります。勉強するための学習室や、本を読む席の一部は、予約制にすることが検討されています。図書館が閉まっている時間に本を返せるように、ブックポストも設置される予定です。カフェや軽食については、店を開いてももうけが出にくいという課題があるため、店員のいないセルフ方式や、自動はんばい機が考えられています。青梅駅のすぐ前という場所にあるため、図書館専用の車や自転車を止める場所は作られません。
新青梅図書館は、青梅駅前に建てられる再開発ビル「藍テラス」の2階に入ります。令和8年度(2026年度)中にくわしい設計を行い、令和9年度(2027年度)後半から令和10年度(2028年度)前半にかけて工事と開館の準備を進めます。開館は令和10年度の後半の予定です。