アメリカの西海岸にしかいがんで史上初しじょうはじめてウミガメが産卵さんらん ハンティントン・ビーチなどで2ひき見みつかる

アメリカの西海岸で史上初めてウミガメが産卵 ハンティントン・ビーチなどで2ひき見つかる
ヒメウミガメ 出典: Thierry Caro (CC BY-SA / Wikimedia Commons)

アメリカの西海岸にしかいがんの海岸かいがんで、ウミガメが卵たまごをうんでいるのが見みつかりました。アメリカの海洋大気局かいようたいききょく(NOAA)は、これを「米国西海岸べいこくにしかいがんで、どの種しゅのウミガメについても史上初しじょうはじめての自然しぜんな産卵さんらんの記録きろく」だと発表はっぴょうしました。アメリカの西海岸にしかいがんで、ウミガメが自然しぜんに卵たまごをうんだ記録きろくは、これまで一度いちどもなかったのです。

アメリカの西海岸で史上初めてウミガメが産卵 ハンティントン・ビーチなどで2ひき見つかる
ヒメウミガメ 出典: Thierry Caro (CC BY-SA / Wikimedia Commons)

きっかけは、けがをしたウミガメがいるという通報つうほうでした。2026年ねん9月がつ16日にち、ハンティントン・ビーチ市消防局ししょうぼうきょくの海上安全隊かいじょうあんぜんたい(ライフガード)は、サーフサイド付近ふきんでウミガメが負傷ふしょうしているという通報つうほうを受うけました。ところが、そのウミガメはけがをしていたのではなく、産卵さんらんの最中さいちゅうだったのです。「産卵さんらん」とは、卵たまごをうむことです。

3日みっか後ごの9月がつ19日にちには、ハンティントン・ビーチ・ピアの近ちかくでも、別べつの1ぴきが卵たまごをうんでいるのが見みつかりました。ピアは、海うみにつき出だした長ながい橋はしのようなものです。

見みつかったのはヒメウミガメ(オリーブリドリー)です。ヒメウミガメはウミガメの中なかで最もっとも小型こがたの種しゅで、体重たいじゅうは最大さいだいでも100ポンド(約やく45キログラム)、体長たいちょうは2.5〜3フィート(約やく76〜91センチメートル)です。太平洋たいへいようでヒメウミガメが卵たまごをうむ主おもな場所ばしょは、メキシコ、中米ちゅうべい、パナマにかぎられていました。アメリカ国内こくないでの産卵さんらんは、今回こんかいが初はじめてです。

この発表はっぴょうには、ハンティントン・ビーチ市しのほか、シールビーチのライフガード、NOAA、アメリカ魚類野生生物局ぎょるいやせいせいぶつきょくも関かかわっています。

けがをしたウミガメを見みつけたときのために、ストランディングホットラインの電話番号でんわばんごう(562-506-4315)も案内あんないされています。「ストランディング」とは、ウミガメなどの海うみの生いき物ものが海岸かいがんに打うち上あげられたり、弱よわって動うごけなくなったりすることです。

2か所しょの産卵地さんらんちは、どちらもずっと残のこる保護区画ほごくかくで囲かこわれ、標識ひょうしきも立たてられました。「保護区画ほごくかく」とは、生いき物ものや自然しぜんを守まもるために特別とくべつに区切くぎった場所ばしょのことです。ウミガメの卵たまごがかえるまでの期間きかんはふつう45〜60日間にちかんで、モニタリングチームが観察かんさつを続つづけています。「モニタリング」とは、様子ようすを続つづけて見守みまもり、記録きろくすることです。