1買い物客が、とつぜんさいがいの中に げきのようなぼうさいくんれん


東京都八王子市は、9月28日、わなにかかったツキノワグマ1頭を、てっぽうでうちました。これは「緊急銃猟」という方法です。人がすむ場所の近くにクマが出たとき、市の人たちを守るために、市が急いでてっぽうでうつことをいいます。八王子市がこの方法を使ったのは、今回がはじめてです。

八王子市には、クマが出たときにどうするかを決めた「ツキノワグマ対応マニュアル」があります。今回、クマが見つかったのは農地でした。八王子市はこのマニュアルにもとづいて、市の人たちの安全を守ることを一番に考え、てっぽうでうつことを決めました。市長がこれをみとめました。
クマが見つかったのは、八王子市おつ町にある向橋という橋から、北西に150メートルほどはなれた農地です。クマは、あるグループがしかけた「くくり罠」にかかっていました。くくり罠は、わっかで動物の体をしめてつかまえるわなです。このわなはクマをねらったものではありませんでした。ねらっていない動物がまちがってわなにかかることを「錯誤捕獲」といいます。
9月28日の午後3時30分ごろ、たかおけいさつしょから八王子市に、クマがわなにかかっているというれんらくが入りました。八王子市はすぐに本部をつくりました。そして今回は「危機レベル3」にあたるとして行動しました。危機レベルは、クマのきけんの大きさを数で表したものです。午後5時29分、八王子市はクマをてっぽうでうちました。れんらくが入ってから、およそ2時間後のことでした。
八王子市は、市の人たちに、クマに出会わないための行動をよびかけています。山に入るときは音を鳴らすこと、うす暗い時間には山に入らないこと、ゴミは持ち帰ることです。