2026年10月8日(木)のこどもニュースNews for Thursday, October 8, 2026

ふだんは1時間じかんに数個すうこ、ある年としは100個こ 10月がつりゅう座流星群ざりゅうせいぐんのふしぎ

ふだんは1時間に数個、ある年は100個 10月りゅう座流星群のふしぎ
流星群 出典: Photo by Björn Landersheim on Pexels

ふだんは1時間じかんに数個すうこしか見みえない流星群りゅうせいぐんが、1985年ねんと1998年ねんには、日本にほんで1時間じかんに100個こほども流ながれました。それが、毎年まいとし10月がつの初はじめに現あらわれる10月がつりゅう座流星群ざりゅうせいぐんです。ジャコビニ流星群りゅうせいぐんという名前なまえでも知しられています。国立天文台こくりつてんもんだいが、この流星群りゅうせいぐんの出現期間しゅつげんきかんや、過去かこにどのように現あらわれたかを解説かいせつしています。

ふだんは1時間に数個、ある年は100個 10月りゅう座流星群のふしぎ
流星群 出典: Photo by Björn Landersheim on Pexels

なぜ、年としによってこれほど数かずがちがうのでしょうか。かぎをにぎるのは、流星りゅうせいのもとになる天体てんたいです。流星りゅうせいは、宇宙うちゅうにただよう小ちいさなちりが地球ちきゅうの空気くうきに飛とびこんで光ひかる現象げんしょうで、そのちりをまき散ちらしている天体てんたいを「母天体ぼてんたい」と呼よびます。10月がつりゅう座流星群ざりゅうせいぐんの母天体ぼてんたいは、ジャコビニ・ジンナーすい星せいという、約やく6.5年ねんの周期しゅうきで太陽たいようのまわりを回まわっているすい星せいです。国立天文台こくりつてんもんだいによると、この周期しゅうきにあたらない年としでも、観測かんそくに慣なれた熟練じゅくれんの観測者かんそくしゃは、毎年まいとし1時間じかんに数個程度すうこていどの流星りゅうせいを観測かんそくしています。つまり、すい星せいの周期しゅうきに合あう年としには多おおく、そうでない年としには少すくないというのが、この流星群りゅうせいぐんの特とくちょうです。

今年ことしの出現期間しゅつげんきかんは10月がつ6日むいかから10日とおかまでで、極大きょくだいは10月がつ9日ここのかごろです。「極大きょくだい」とは、流星りゅうせいが最もっとも多おおく現あらわれるときのことです。極大きょくだいのときのZHRは5とされています。「ZHR」は、空そらが十分じゅうぶんに暗くらく、条件じょうけんが最もっともよい場合ばあいに1時間じかんに見みえる流星りゅうせいの数かずの目安めやすです。つまり、よい条件じょうけんで空そらを見上みあげても、1時間じかんに見みえるのは5個程度こていどということになります。

1985年ねんと1998年ねんのように、1時間じかんに100個こもの流星りゅうせいが見みられたのは、特別とくべつな年としでした。ふだんの年としの10月がつりゅう座流星群ざりゅうせいぐんは、数かずは少すくないものの、熟練じゅくれんの観測者かんそくしゃが毎年まいとしかかさず観測かんそくを続つづけている流星群りゅうせいぐんです。

エルニーニョがさらに強つよまる見通みとおし 世界気象機関せかいきしょうきかんが発表はっぴょう

エルニーニョがさらに強まる見通し 世界気象機関が発表
エルニーニョ現象

太平洋たいへいようの赤道せきどうに近ちかい海うみは、ふだんは西側にしがわのインドネシアのあたりの海面かいめんがあたたかく、東側ひがしがわの南みなみアメリカのペルー沖おきはやや冷つめたくなっています。ところが数年すうねんに一度いちど、この東側ひがしがわの海面かいめんの温度おんどが平年へいねんよりずっと高たかくなる年としがあります。これが「エルニーニョ」です。エルニーニョが起おきると、世界せかいのあちこちで雨あめの降ふり方かたや気温きおんがふだんの年としと変かわることがあります。

エルニーニョがさらに強まる見通し 世界気象機関が発表
エルニーニョ現象

2026年ねん10月がつ8日ようか、世界気象機関せかいきしょうきかん(WMO)は、2026年ねん10月がつから12月がつまでの季節気候きせつきこうアップデートを公表こうひょうし、エルニーニョがこれからさらに強つよまるという見通みとおしを発表はっぴょうしました。世界気象機関せかいきしょうきかんは、世界せかいの国々くにぐにの気象機関きしょうきかんが協力きょうりょくして天気てんきや気候きこうを調しらべている、国際連合こくさいれんごうの専門機関せんもんきかんです。

発表はっぴょうによると、多おおくの予測よそくモデルが、エルニーニョはこれからもっと強つよい状態じょうたいへ進すすむと示しめしています。予測よそくモデルとは、コンピューターで未来みらいの気候きこうを計算けいさんするしくみのことです。エルニーニョの強つよさをはかる目安めやすになる、太平洋たいへいようの「Niño3.4海域かいいき」とよばれる海うみでは、海面かいめんの温度おんどが10月がつから12月がつの平均へいきんで平年へいねんより約やく3.7℃高たかくなり、12月がつごろに最もっとも高たかくなる(ピークをむかえる)と予測よそくされています。ちがう予測よそくシステムどうしの結果けっかがよくそろっているため、この予測よそくが当あたる確たしかさは高たかいとされています。

インド洋ようでは、「正せいのインド洋ようダイポール」という現象げんしょうも起おきています。これは、インド洋ようの西側にしがわの海面かいめんが東側ひがしがわより温あたたかくなる状態じょうたいのことです。正せいのインド洋ようダイポールは10月がつにピークをむかえたあとに弱よわまり、10月がつから12月がつの平均へいきんでは約やく0.5℃のプラスにとどまる見通みとおしです。また、熱帯大西洋ねったいたいせいようでは、平年へいねんより高たかい海面かいめんの温度おんどが続つづく見通みとおしです。

エルニーニョは、太平洋たいへいようの海うみの温度おんどが変かわるだけの出来事できごとではなく、世界せかいの広ひろい地域ちいきの天気てんきに関かかわります。エルニーニョが最もっとも強つよまると予測よそくされている12月がつごろにかけて、世界各地せかいかくちの天気てんきがどう変かわるのかが、注意深ちゅういぶかく見守みまもられることになります。