1光で脳の神経をあやつる研究にノーベル賞 アメリカとドイツの3人


標高約1キロメートル。これは、火星を走る探査車キュリオシティーがたどり着いた高さで、探査車が火星で登った中でいちばん高い記録です。キュリオシティーは、高さ約5キロメートルあるシャープ山を2014年から登り続けてきました。

アメリカの宇宙機関NASAは10月6日、この山の中でキュリオシティーが写した火星の夜明けのパノラマ画像を公開しました。画像には、風にけずられてできた「ヤルダン」と呼ばれる地形が写っています。ヤルダンは、長い年月のあいだに風が砂や岩をけずってつくる地形で、シャープ山の北西の部分に約16キロメートルにわたって広がっています。
画像が写されたのは8月11日の火星の現地時間で、朝8時30分です。この日は、キュリオシティーのミッションが始まってから4982ソル目にあたります。「ソル」は火星の1日のことで、地球の1日より少し長くなっています。
キュリオシティーのカメラ「Mastcam」で写した6枚の画像をつなぎ合わせて、1枚のパノラマ画像にしました。火星の写真は、地球で見たときのような色に調整する「ホワイトバランス」という処理をすることがありますが、今回はその処理をせず、早朝の見た目をそのまま残しています。
キュリオシティーは、2027年中にヤルダンのふもとにたどり着くことを目指して、これからも山を登り続けます。

東京理科大学のそあい憲三めいよ教授が、2026年のノーベル化学賞を受賞することが決まりました。スウェーデン王立科学アカデミーが発表し、東京理科大学が2026年10月7日に伝えました。

ノーベル賞は、世界ですぐれた研究や活動をした人におくられる賞で、化学賞はそのうち化学の分野の賞です。受賞者を選んで発表するのは、スウェーデンにあるスウェーデン王立科学アカデミーという学者の団体です。
そあい憲三めいよ教授は1950年に広島県で生まれました。東京大学理学部を卒業し、理学博士という学位を持っています。日本学術しんこう会の特別研究員やアメリカのノースカロライナ大学の博士研究員などを経て、東京理科大学理学部第一部の教授を務めました。現在はめいよ教授です。めいよ教授とは、長く大学で教え研究した人に、退職したあとも大学がおくる名前のことです。
そあい憲三めいよ教授は、2012年に「紫綬褒章」を受けています。紫綬褒章は、学問や芸術などで大きな成果を上げた人に国がおくるほう章です。
東京理科大学は、今回の受賞について記者会見を開くほか、報道機関からの個別の取材も受け付けると案内しています。