ふだんは1時間じかんに数個すうこ、ある年としは100個こ 10月がつりゅう座流星群ざりゅうせいぐんのふしぎ

ふだんは1時間に数個、ある年は100個 10月りゅう座流星群のふしぎ
流星群 出典: Photo by Björn Landersheim on Pexels

ふだんは1時間じかんに数個すうこしか見みえない流星群りゅうせいぐんが、1985年ねんと1998年ねんには、日本にほんで1時間じかんに100個こほども流ながれました。それが、毎年まいとし10月がつの初はじめに現あらわれる10月がつりゅう座流星群ざりゅうせいぐんです。ジャコビニ流星群りゅうせいぐんという名前なまえでも知しられています。国立天文台こくりつてんもんだいが、この流星群りゅうせいぐんの出現期間しゅつげんきかんや、過去かこにどのように現あらわれたかを解説かいせつしています。

ふだんは1時間に数個、ある年は100個 10月りゅう座流星群のふしぎ
流星群 出典: Photo by Björn Landersheim on Pexels

なぜ、年としによってこれほど数かずがちがうのでしょうか。かぎをにぎるのは、流星りゅうせいのもとになる天体てんたいです。流星りゅうせいは、宇宙うちゅうにただよう小ちいさなちりが地球ちきゅうの空気くうきに飛とびこんで光ひかる現象げんしょうで、そのちりをまき散ちらしている天体てんたいを「母天体ぼてんたい」と呼よびます。10月がつりゅう座流星群ざりゅうせいぐんの母天体ぼてんたいは、ジャコビニ・ジンナーすい星せいという、約やく6.5年ねんの周期しゅうきで太陽たいようのまわりを回まわっているすい星せいです。国立天文台こくりつてんもんだいによると、この周期しゅうきにあたらない年としでも、観測かんそくに慣なれた熟練じゅくれんの観測者かんそくしゃは、毎年まいとし1時間じかんに数個程度すうこていどの流星りゅうせいを観測かんそくしています。つまり、すい星せいの周期しゅうきに合あう年としには多おおく、そうでない年としには少すくないというのが、この流星群りゅうせいぐんの特とくちょうです。

今年ことしの出現期間しゅつげんきかんは10月がつ6日むいかから10日とおかまでで、極大きょくだいは10月がつ9日ここのかごろです。「極大きょくだい」とは、流星りゅうせいが最もっとも多おおく現あらわれるときのことです。極大きょくだいのときのZHRは5とされています。「ZHR」は、空そらが十分じゅうぶんに暗くらく、条件じょうけんが最もっともよい場合ばあいに1時間じかんに見みえる流星りゅうせいの数かずの目安めやすです。つまり、よい条件じょうけんで空そらを見上みあげても、1時間じかんに見みえるのは5個程度こていどということになります。

1985年ねんと1998年ねんのように、1時間じかんに100個こもの流星りゅうせいが見みられたのは、特別とくべつな年としでした。ふだんの年としの10月がつりゅう座流星群ざりゅうせいぐんは、数かずは少すくないものの、熟練じゅくれんの観測者かんそくしゃが毎年まいとしかかさず観測かんそくを続つづけている流星群りゅうせいぐんです。