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滋賀県高島市などで、トキ1羽が見つかりました。「環境省」(自然や生き物を守る仕事をする国の役所)は10月9日、このトキについて「近づかず、静かに見守ってほしい」「トキの居場所が分かってしまうような情報は、SNSなどに出さないでほしい」と呼びかけました。

このような呼びかけをするのには理由があります。今回、トキが見つかったという情報がSNSで広まると、多くの人が写真をとるために現地を訪れました。車をとめたり、カメラをささえる三きゃくを置いたりしたことで、地元の人にめいわくがかかりました。そして、トキはその場所からはなれていってしまいました。
見つかったのは、「佐渡島」(新潟県にある島)から飛んできたとみられるトキ1羽です。最初に確認されたのは5月5日、福井県つるが市でした。その後、6月18日と、8月21日、23日、24日、29日に、滋賀県高島市で確認されました。このトキの足には、1羽ずつを見分けるための「足環」(足につける輪)がついていないため、どのトキなのかは分かっていません。しかし、見つかった場所と時期から、佐ど島の野生のもとで生まれたトキだと考えられています。
滋賀県でトキが確認されたのは、2008年に初めて「放鳥」(人が育てた鳥を自然にはなすこと)が行われてから、今回が初めてです。また、佐ど島から300キロメートル以上はなれた場所でトキが確認されたのも、今回が初めてです。
かん境省によると、2008年以降、本州ではトキを見たという情報が約6500件寄せられています。トキを観察するときのマナーは、リーフレット(折りたたんだ小さな印刷物)の「トキのみかた」本州等版と、動画「トキを観察するときは」にまとめられています。