2026年6月3日(水)のこどもニュース
台風6号が日本に近づく 気象庁がきびしい注意を呼びかけ
夏が近づくと、強い雨や風をもたらす台風がやってくることがあります。みなさんも、テレビやスマートフォンで台風のニュースを見たことがあるかもしれません。台風は日本の近くで北や東へ進むことが多く、大雨や強い風で大きな災害を起こすことがあります。今、その台風が日本に近づこうとしています。
日本気象庁は、5月31日に、台風第6号が進む道すじの予想と、気象の警報についての見通しを発表しました。発表によると、台風6号は6月1日に沖縄地方へ、6月2日にはあまみ地方へ、そして6月3日には関東こうしん地方へ、もっとも近づく見こみです。
日本気象庁は、この台風が強い勢力を保ったまま関東地方に近づくとしています。そして、暴風や高波、高潮、土砂による災害、低い土地が水につかること、河川の水が増えること、川の水があふれること(はんらん)について、きびしく気をつけるよう、強く呼びかけています。
ここで、ニュースに出てきた言葉を説明します。「気象庁」は、天気や台風などの様子を調べて、わたしたちに知らせる国の役所です。「高潮」は、台風などのえいきょうで海の水面がふだんより高くもり上がる現象のことです。「はんらん」は、川の水があふれて、まわりの土地に流れ出てしまうことを言います。
台風が近づくときは、家の人と早めに準備をしておくことが大切です。雨や風が強くなる前に、安全な場所や持ち出す物を家族で話し合っておくと、いざというときに落ち着いて行動できます。気象庁などが出す気象情報をこまめに調べて、自分や家族の命を守る行動につなげましょう。
30年間でなくなった鉄道は1366キロ 国土交通省が数字を公表
みなさんは、電車や鉄道に乗ったことがありますか。鉄道は、家から遠い学校や町へ行くときや、出かけるときなど、多くの人の生活を支えています。でも、人口が少ない地方では、乗る人が減って、なくなってしまう路線もあります。今回、その鉄道が、これまでにどれくらいなくなったのかをまとめた数字が公表されました。
国土交通省の鉄道局都市鉄道政策課は、令和8年4月1日のときのデータをもとに、1996年度から2025年度までの30年間になくなった鉄道路線についての統計を公表しました。この統計は毎年1回、新しいものが出されています。
それによると、この30年間でなくなった鉄道は、全国で68の区間、合わせて1366キロにもなりました。中でも北海道だけで497キロがなくなり、これは全体のおよそ三分の一にあたります。
10年ごとに分けて見ると、なくなった長さは少しずつ増えています。1996年度から2005年度は387キロ、2006年度から2015年度は445キロ、2016年度から2025年度は534キロでした。
一方で、この30年間には新しく開業した鉄道もあります。その長さは合わせて1913キロで、この中には新幹線が1156キロふくまれています。新しくできた長さから、なくなった長さを引くと、鉄道全体では546キロ増えたことになります。
「国土交通省」は、道路や鉄道、川などに関わる国の役所です。「純増」とは、増えた分から減った分を引いて、残りがどれだけ増えたかを表す言葉です。
新しい鉄道や新幹線ができて、便利になった場所がある一方で、地方ではなくなった路線も多くありました。鉄道がなくなると、車を使えない人やお年寄りが、出かけにくくて困ることがあります。これからの社会で、どんな交通が大切なのかを、みんなで考えるきっかけになりそうです。
生まれた赤ちゃんの数 10年つづけて減る
みなさんの学校では、一つの学年に何人の友だちがいますか。むかしとくらべて、子どもの数が少なくなっているといわれています。日本では、生まれてくる赤ちゃんの数が、ここ何年もへりつづけていて、大人たちがしんぱいしています。
2026年6月3日、日本の政府の役所である厚生労働省が、令和7年(2025年)の「人口動態統計」という調べの数字を発表しました。これは、一年間に何人の赤ちゃんが生まれたかなどをまとめたものです。
それによると、一年間に生まれた赤ちゃんの数(出生数)と、「出生率」という数字が、どちらも10年つづけてへりました。出生率は1.14で、前の年より0.01ポイント低くなり、3年つづけて今までで一番低い数字になりました。
一方で、30さいから34さいの母親では、赤ちゃんが生まれる動きがふえているところも見られました。また、47ある都道府県のうち、13の県では出生率が前の年より上がりました。
ニュースに出てきた「出生率(正しくは合計特殊出生率)」とは、一人の女の人が一生のあいだに産むと考えられる子どもの数の、平均を表す数字です。この数が小さいほど、生まれる赤ちゃんが少ないということになります。
子どもの数がへっていくこと(少子化)が進むと、みなさんが大人になったときに、働く人がへったり、みんなのくらしを支えるしくみにえいきょうが出たりすると考えられています。今の数字は、みなさんの未来とつながっている大切な知らせなのです。