ネギには3つのなかまがあった 地域の気候に合わせて選ばれる「品種群」
みなさんは、なべ料理やみそしるに入っているネギを食べたことがありますか。スーパーマーケットには、白い部分が長いネギや、緑の葉の部分を食べるネギなど、いろいろなネギが並んでいます。実は、ネギは日本の各地で、その土地の気候に合わせて育てられてきた野菜です。日本の国土は南北に長く、地域によって気候が大きくちがうことを、みなさんは社会科で学びましたね。農林水産省は、そうしたネギのなかま分けと、地域ごとのさいばいの特性について説明しています。
農林水産省によると、ネギは代表的な3つの「品種群」に分類されます。1つ目は「千住群」です。千住群は北海道から九州まで広くさいばいされていて、お店で売られている白ねぎのほとんどが、このなかまです。2つ目は「加賀群」です。加賀群は、寒い地方や、雪がとても多くふる地域に合った性質をもっています。3つ目は「九条群」です。九条群は主に西日本でさいばいされ、「葉ねぎ」として食べられています。このように、3つの品種群はそれぞれさいばいに適した土地がちがっていて、地域の気候の条件に合わせて選ばれているのです。
ここで、難しい言葉を確認しましょう。「品種群」とは、色や形、育ち方などの性質が似ている品種を、大きくまとめたグループのことです。また、「白ねぎ」は白い部分を主に食べるネギのこと、「葉ねぎ」は緑の葉の部分を主に食べるネギのことです。日本では、食料が自然条件を生かして全国各地で生産されていることを、みなさんは社会科で学びました。ネギもその一つで、地域の気候に合う品種群が選ばれて育てられています。今度スーパーマーケットや給食でネギを見かけたら、それがどの品種群のなかまで、どんな土地で育ったのかを想像してみてください。毎日の食事が、日本各地の気候や、農家の人たちの工夫とつながっていることに気づけるはずです。