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令和8年9月22日、千葉県成田市船形の「干拓」と呼ばれる場所で、北いんばぬまの「堤防」がおよそ100メートルにわたって「決壊」しました。干拓は、ぬまなどの水をぬいて田や畑にした土地のことです。ていぼうは、川やぬまの水があふれないように、岸に土などを高く積み上げて作った土手のことです。けっかいは、そのていぼうがこわれて、水が外に流れ出してしまうことをいいます。こわれた100メートルは、学校の25メートルプールを4つ並べた長さと同じくらいです。

この日、千葉県には台風25号による激しい雨がふっていました。ていぼうがこわれた場所からは水が流れ出し、周りの広い地域で「浸水」のひ害が起きています。浸水は、あふれた水が家や田畑などに入りこむことです。
こわれたのは北いんばぬまのていぼうだけではありません。同じ成田市の下方を流れる角川でも、ていぼうの一部がこわれました。角川は、田や畑にたまった水を北いんばぬまへ流すための水路で、「農業排水路」と呼ばれています。さらに、いんば郡栄町酒直を流れる長門川でも、ていぼうの一部がこわれていることが確かめられました。
北いんばぬまのていぼうは、千葉県が管理しています。千葉県は9月23日にこれらのひ害を発表するとともに、こわれた場所を急いで直すための助けを国に求めました。これを受けて同じ23日、国土交通省関東地方整備局は「TEC-FORCE」を現場に送ることを決めました。TEC-FORCEは「緊急災害対策派遣隊」とも呼ばれ、大きな災害が起きたときに国から現場に送られる、災害対応の専門家のチームです。
発表の時点で、ていぼうがこわれた場所の周りでは、広い範囲が水につかったままになっています。