フランスで深刻しんこくな干かんばつ 国土こくどの約やく7割わりで水みずの利用りようが制限せいげんされる

フランスで深刻な干ばつ 国土の約7割で水の利用が制限される
蛇口 出典: ume-y (CC BY 2.0 / Flickr)

みなさんは、じゃ口ぐちをひねれば当あたり前まえのように水みずが出でてくる暮くらしをしています。しかし、雨あめが長ながい間あいだほとんど降ふらないと、川かわや地下水ちかすいの水みずがへり、飲のみ水みずや農業のうぎょうに使つかう水みずが足たりなくなってしまいます。今いま、ヨーロッパの国くにフランスでは、雨不足あめぶそくによる干かんばつがとても深刻しんこくになっていて、国くにをあげての対応たいおうが始はじまっています。

フランスで深刻な干ばつ 国土の約7割で水の利用が制限される
蛇口 出典: ume-y (CC BY 2.0 / Flickr)

フランスの「エコロジー移行いこう・生物多様性せいぶつたようせい・気き候こう自し然ぜん国こく際さい交こう渉しょう省しょう」という、自然しぜんや気候きこうの問題もんだいを担当たんとうする役所やくしょのモニク・バルビュ大臣だいじんは、2026年ねん8月がつ10日とおか、干かんばつについて話はなし合あう会合かいごうを開ひらくと発表はっぴょうしました。会合かいごうは8月がつ12日にちの午後ごご2時じから、ホテル・ド・ロクロールという場所ばしょで開ひらかれる予定よていです。この会合かいごうにモニク・バルビュ大臣だいじんは、水みずの様子ようすを予測よそくして見守みまもる専門家せんもんかの集あつまりである水文学予測すいもんがくよそくかんし委員会いいんかい(CASH)と、各地かくちの県庁けんちょうを招まねきます。

あわせてモニク・バルビュ大臣だいじんは、8月がつ9日ここのか時点じてんのフランス全国ぜんこくの水みずの様子ようすも明あきらかにしました。フランス本土ほんどのすべての県けんにあたる99県けんが、少すくなくとも「注意ちゅうい」レベルに指定していされています。そのうち67県けんは、最もっとも重おもい「危機きき」レベルで、これはフランス国内こくないの県けんの大多数だいたすうにあたります。さらに21県けんが、その次つぎに重おもい「強化警戒きょうかけいかい」レベルです。この結果けっか、フランスの国土こくどの約やく7割わりが、水みずの利用りようを制限せいげんされる対象たいしょうになっています。

8月がつ12日にちの会合かいごうでは、フランスの気象当局きしょうとうきょくであるメテオ・フランスと、地質ちしつ・鉱山研究所こうざんけんきゅうじょ(BRGM)がまとめた最新さいしんの調しらべをもとに、地下水ちかすいや川かわ、土つちの中なかの水分すいぶんの様子ようすのほか、干かんばつが動物どうぶつや植物しょくぶつにあたえるえいきょうについても話はなし合あわれる予定よていです。

ここで、難むずかしい言葉ことばをせつめいします。「干かんばつ」とは、雨あめが長ながい間あいだほとんど降ふらず、川かわや地下水ちかすいの水みずがへって、水みずが足たりなくなることです。「水利用制限みずりようせいげん」とは、水みずが足たりなくならないように、水みずの使つかい方かたに決きまりを設もうけて、使つかえる量りょうをへらす取とり組くみのことです。「水文学すいもんがく」とは、雨あめや川かわ、地下水ちかすいなど、水みずのめぐりを調しらべる学問がくもんのことです。

干かんばつは遠とおい国くにの出来事できごとのように思おもえるかもしれませんが、水みずが限かぎりある大切たいせつな資源しげんであることは、日本にほんでも同おなじです。日本にほんでも雨あめが少すくない年としには、川かわやダムの水みずがへって水不足みずぶそくになることがあります。ふだんから水みずを大切たいせつに使つかうことや、世界せかいの水みずの問題もんだいに関心かんしんを持もつことが、みなさんの未来みらいの暮くらしを守まもることにつながります。