2026年9月6日(日)のこどもニュースNews for Sunday, September 6, 2026

図書館としょかんの建物たてものがない44の自治体じちたいでも、電子図書館でんしとしょかんで本ほんが借かりられる

図書館の建物がない44の自治体でも、電子図書館で本が借りられる
公共図書館 出典: Photo by yangjunjun2 on Pexels

図書館としょかんの建物たてものがない町まちや村むらでも、電子でんしの本ほんなら借かりて読よめる場所ばしょが、全国ぜんこくに44あります。電子出版制作でんししゅっぱんせいさく・流通協議会りゅうつうきょうぎかい(電流協でんりゅうきょう)が2026年ねん7月がつ13日にちに発表はっぴょうした集計しゅうけいによると、図書館としょかんを持もたない393の自治体じちたいのうち44の自治体じちたい、割合わりあいにして11.2%が電子図書館でんしとしょかんを導入どうにゅうしていました。

図書館の建物がない44の自治体でも、電子図書館で本が借りられる
公共図書館 出典: Photo by yangjunjun2 on Pexels

「電子図書館でんしとしょかん」とは、インターネットを通つうじて本ほんを借かり、パソコンやタブレット、スマートフォンの画面がめんで読よめるサービスのことです。「自治体じちたい」は、都道府県とどうふけんや市し、区く、町まち、村むらのことをいいます。自治体じちたいが電子図書館でんしとしょかんを導入どうにゅうすると、そこに住すむ人ひとは図書館としょかんの建物たてものに行いかなくても、家いえにいながら本ほんを借かりられます。建物たてものがなくても本ほんの貸かし出だしができるのは、こうしたしくみだからです。

電流協でんりゅうきょうは、2026年ねん7月がつ1日ついたちの時点じてんで、全国ぜんこくの公共図書館こうきょうとしょかんに電子図書館でんしとしょかんがどれだけ広ひろがっているかを調しらべました。導入どうにゅうしている自治体じちたいは613で、前回ぜんかいの4月がつ1日ついたち時点じてんより1つ増ふえました。電子図書館でんしとしょかんの数かずは493で、こちらも1つ増ふえています。全国ぜんこくに1788ある自治体じちたいのうち34.3%、およそ3つに1つが導入どうにゅうしていることになります。

自治体じちたいの種類しゅるいによって、導入どうにゅうの進すすみ方かたには大おおきな差さがあります。都道府県とどうふけんは47のうち34(72.3%)が導入どうにゅうしています。人口じんこうの多おおい大おおきな市しである「政令市せいれいし」は20のうち19(95.0%)で、導入どうにゅうしていないのは岡山市おかやましだけです。東京都とうきょうとの「特別区とくべつく」は23のうち21(91.3%)で、すぎなみ区くと中野区なかのくが未導入みどうにゅうです。市しは772のうち380(49.2%)、村むらは183のうち48(26.2%)、町まちは743のうち111(14.9%)で、町まちの導入率どうにゅうりつが最もっとも低ひくくなっています。

人口じんこうで見みると、電子図書館でんしとしょかんを利用りようできる市区町村しくちょうそんに住すむ人ひとは8896万人まんにんで、日本にほんの人口じんこう1億おく2614万人まんにんの70.5%にあたります。この人口じんこうは、2020年ねんの国勢調査こくせいちょうさの数字すうじをもとにしています。また、全国ぜんこくに3310ある図書館としょかんのうち、電子図書館でんしとしょかんを利用りようできる図書館としょかんは1835で、55.4%でした。

電子図書館でんしとしょかんは、ここ数年すうねんで急きゅうに広ひろがりました。導入どうにゅうしている自治体じちたいは、2020年ねん1月がつ1日ついたちの時点じてんでは90しかありませんでした。それが2023年ねん1月がつ1日ついたちには461に増ふえ、今回こんかいの613にまでなりました。

都道府県とどうふけんごとの差さも大おおきくなっています。長野県ながのけんは78の自治体じちたいすべてが導入どうにゅうしていて、導入率どうにゅうりつは100%です。福岡県ふくおかけんが61のうち42(68.9%)、東京都とうきょうとが63のうち42(66.7%)と続つづきます。いっぽう、秋田県あきたけんは26の自治体じちたいのうち導入どうにゅうしているのは1つだけで、導入率どうにゅうりつは3.8%と全国ぜんこくで最もっとも低ひくくなっています。