2026年8月13日(木)のこどもニュース
熊本城が8月13日に開園へ 地しんのひ害をこえて前へ進む熊本市

熊本県の熊本市には、熊本城という有名な城があり、多くの観光客が訪れる場所として知られています。みなさんが理科で学んだとおり、地しんは土地を変化させ、大きな災害をもたらすことがあります。令和8年(2026年)に起きた令和8年熊本地しんによって、熊本城は石がきがくずれるなどのひ害を受け、臨時休園が続いていました。そのようななか、熊本のまちにとって明るい発表がありました。

令和8年8月10日、熊本市の大西一史市長は臨時の記者会見を開き、臨時休園していた熊本城について、公開エリア内の建物や設備の安全が確認できたとして、8月13日に開園する予定であることを発表しました。地しんでは、石がきがくずれたり、建造物の一部がこわれたりするなど、多くのひ害が出ています。しかし、公開エリア内の建物や設備には大きな異常はなく、安全であることが確認できたということです。特別見学通路などの最終確認は8月11日までに終える予定で、問題がなければ8月13日に開園します。大西一史市長は、地しんのひ害や市内の経済へのえいきょうについても説明しました。8月9日の時点で、ひ害を受けた住まいは7000を超え、り災証明の申しこみは7127件にのぼっています。そのうち南区が4026件で、約半数をしめています。また、ホテルや旅館ではキャンセルが相次ぐなど市内の経済にもえいきょうが出ており、熊本市は回復への取り組みを進めています。一方で、地しんが起きてから、熊本城の復旧・復元のために、全国から多くの寄付や応えんの申し出が寄せられています。
ニュースに出てきた「り災証明」とは、地しんなどの災害で家がどのくらいのひ害を受けたかを、市などが確かめて証明するものです。支えんを受けるときなどに必要になります。また「経済」とは、物やお金、仕事の流れ全体のことです。観光客が減ると、ホテルや旅館、お店の収入が減り、まち全体の元気が失われてしまいます。だからこそ、熊本城の開園は、熊本のまちが元気を取りもどすための大切な一歩なのです。日本は地しんの多い国です。このニュースを、自分の住むまちの災害への備えを考えるきっかけにするとともに、熊本を応えんする気持ちを持ち続けたいですね。
太陽がかくれる皆既日食 NASAが安全な見方などを解説するページを公開

みなさんは、昼間なのに空が暗くなっていく様子を想像したことがありますか。太陽と月と地球は、いつも動いています。6年生の理科で学んだように、月の形の見え方は、太陽と月の位置関係によって変わります。この三つが太陽、月、地球の順にほぼ一直線に並ぶと、月が太陽をかくしてしまうことがあります。これが日食です。中でも、太陽が月に全部かくされる日食はとてもめずらしく、世界中の人々が注目します。そこでアメリカの宇宙の研究機関であるNASA(米国航空宇宙局)は、2026年8月12日に起こる皆既日食について、くわしく解説する公式ページを公開しました。

NASAのScience部門が公開したこのページは、2026年7月30日に新しくされた、日食の前に読むための情報ページです。ページによると、皆既日食は2026年8月12日に起こり、グリーンランド、アイスランド、北ロシア、大西洋、スペイン、そしてポルトガル北西部の一角を横断します。太陽が全部かくれて見える時間は、ほとんどの場所で2分未満です。日食の通り道の中心に近いグリーンランド、ロシア、北大西洋でも2分半未満です。スペインとポルトガルの北西のはしでは、日がしずむ直前の夕方おそくに皆既日食になります。また、太陽の一部だけがかくれる部分日食は、北アメリカのアラスカからノースカロライナにかけての地域、カナダの大部分、ヨーロッパの大部分、北西アフリカで見られます。ページでは、安全な観察の方法も説明しています。太陽を直接目で見ると目をいためる危険があるので、専用の日食グラスを使うか、紙にあけた小さな穴に太陽の光を通して、地面や紙にうつった形を見るピンホールとよばれる方法などで観察します。さらにNASAは、アメリカ東部の時間で8月12日の午後1時15分から、NASAのホームページで日食の様子をライブ配信する予定であることも案内しています。
ここで言葉を整理しましょう。「皆既日食」とは、月が太陽を全部かくして、昼間でも空が暗くなる現象です。「部分日食」とは、太陽の一部だけが月にかくれて、太陽が欠けて見える現象です。どちらも、太陽と月と地球の位置関係によって起こります。今回の皆既日食の通り道に日本は入っていませんが、ライブ配信を通して、遠くの空のできごとを家にいながら見ることができます。理科で学んだ宇宙のしくみを、自分の目でたしかめられるよい機会です。そして、太陽を観察するときは、必ず安全な方法を守ることを忘れないでください。こうした天体のできごとに親しむことは、宇宙や科学への興味を広げる第一歩になります。
トイプードルやしば犬も警察犬に 茨城県警察が35頭をしょうかい

みなさんは、警察の仕事を手伝う「警察犬」を知っていますか。犬は、人よりもはるかにすぐれた、においをかぎ分ける力を持っています。警察は、この力を借りて、事件や事故の手がかりを調べたり、行方不明になった人を探したりしています。警察犬と聞くと、シェパードのような大きな犬を思いうかべる人が多いかもしれません。しかし実は、体の小さな犬も警察犬として働いているのです。

2026年6月1日、茨城県警察は、令和8年度の嘱託警察犬(足跡追及犬)35頭を、犬の名前・犬種・年れいとともにしょうかいしました。35頭の内訳は、シェパードが20頭、ラブラドールリトリーバーが4頭、トイプードルが4頭、ゴールデンリトリーバーが1頭、ミックスが1頭、しば犬が1頭、コーイケルホンディエが1頭、スタッフォードシャーブルテリアが1頭、オーストラリアンラブラドゥードルが1頭、さつまビーグルが1頭です。大型犬のシェパードが中心ですが、トイプードルやしば犬、ミックス犬といった小型・中型の犬も、正式に嘱託警察犬として指定されていることが分かります。
ここで、むずかしい言葉をせつ明します。「嘱託警察犬」の「嘱託」とは、外部の人に仕事をたのむことです。つまり嘱託警察犬は、警察が飼っている犬ではなく、ふだんは民間の飼い主のもとでくらし、必要なときに警察に協力する犬のことです。また「足跡追及犬」とは、地面などに残った人のにおいをたどって、その人が歩いた道すじを追いかける犬のことです。犬種や体の大きさに関係なく、訓練を積んでにおいを追う力をみがけば、警察の大切な仕事をになうことができるのです。みなさんの家や近所にいるような身近な犬たちが、行方不明の人を見つけたり、事件のかい決に役立ったりして、わたしたちの安全なくらしを支えてくれています。町で小さな犬を見かけたら、その中に地いきを守るヒーローがいるかもしれない、と考えてみると楽しいですね。