2026年9月26日(土)のこどもニュースNews for Saturday, September 26, 2026

深ふかい海うみの底そこに485カ所しょものクジラの骨ほね 中国ちゅうごくの研究けんきゅうチームがインド洋ようで発見はっけん

深い海の底に485カ所ものクジラの骨 中国の研究チームがインド洋で発見
鯨骨生物群集 Source: U.S. National Library of Medicine (NLM)

485カ所しょ。これは、インド洋ようの深ふかい海うみの底そこで、クジラの化石かせきや骨ほねが見みつかった場所ばしょの数かずです。中国ちゅうごくの研究けんきゅうチームが約やく1,200kmにわたって海底かいていを調しらべたところ、これほど多おおくのクジラの骨ほねがしずんでいることが分わかりました。

深い海の底に485カ所ものクジラの骨 中国の研究チームがインド洋で発見
鯨骨生物群集 Source: U.S. National Library of Medicine (NLM)

この発見はっけんをしたのは、中国科学院ちゅうごくかがくいんの深海科学しんかいかがく・知ち能のう技ぎ術じゅつ国こっ家か重じゅう点てん実じっ験けん室しつにいるポン・シャオトンさんたちの研究けんきゅうチームです。研究けんきゅうの結果けっかは2026年ねん6月がつ10日とおか、科学かがくの専門誌せんもんし「ネイチャー」に発表はっぴょうされました。

調しらべたのは、インド洋ようの南東部なんとうぶにある「ディアマンティーナ断裂帯だんれつたい」という場所ばしょです。ここは海底かいていが大おおきく割われてできた深ふかい地形ちけいが長ながく続つづいていて、水深すいしんは4,616mから7,001mもあります。研究けんきゅうチームは2023年ねん2月がつから3月がつにかけて、人ひとが乗のりこんで深ふかい海うみにもぐる乗のり物もの「有人潜水艇ゆうじんせんすいてい」の「奮闘者ふんとうしゃ」号ごうを使つかい、32回かいの調査ちょうさを行おこないました。

調査ちょうさした面積めんせきは約やく0.64平方へいほうキロメートルで、1辺ぺんが800mの正方形せいほうけいと同おなじくらいの広ひろさです。その中なかで、クジラの化石かせきがある地点ちてんと、しずんだクジラの骨ほねのまわりに今いまも生いき物ものが集あつまって暮くらしている場所ばしょが、合あわせて485カ所見しょみつかりました。海うみの底そこにしずんだクジラの骨ほねのまわりに生いき物ものが集あつまってできる集団しゅうだんを「鯨骨生物群集げいこつせいぶつぐんしゅう」といいます。

最もっとも深ふかいところで見みつかったのは、水深すいしん6,788.7mにあったせぼねの骨ほね3個こです。骨ほねにふくまれる物質ぶっしつを調しらべて年代ねんだいをはかったところ、いちばん古ふるい骨ほねは少すくなくとも約やく530万年前まんねんまえのものだと分わかりました。

骨ほねのまわりでは、海うみの底そこにすむ大おおきめの生いき物ものが35種確認しゅかくにんされました。また、骨ほねの持もち主ぬしであるクジラは6種しゅいると分わかり、その中なかには今いまは地球上ちきゅうじょうからいなくなった種類しゅるい「絶滅種ぜつめつしゅ」が2種しゅふくまれていました。研究けんきゅうチームはさらに、これまで知しられていなかった新あたらしい種類しゅるいのクジラ1種しゅに、プテロケトゥス・ディアマンティナエという名前なまえをつけて発表はっぴょうしました。

63度どの温泉水おんせんすいで増ふえるアメーバを発見はっけん NASAの研究けんきゅうチーム

63度の温泉水で増えるアメーバを発見 NASAの研究チーム
アメーバ 出典: SmallRex (CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)

63度どです。おふろのお湯ゆよりもずっと熱あつく、手てを入いれることもできないほどの温度おんどです。この温度おんどの水みずの中なかで、自分じぶんのさいぼうを二ふたつに分わけて数かずを増ふやすアメーバが見みつかりました。

63度の温泉水で増えるアメーバを発見 NASAの研究チーム
アメーバ 出典: SmallRex (CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)

アメーバは、体からだが一ひとつのさいぼうだけでできている小ちいさな生いき物ものです。私わたしたち人間にんげんや動物どうぶつ、植物しょくぶつ、そしてアメーバは、さいぼうの中なかにDNAをしまう部屋へやのようなつくりをもつ「真核生物しんかくせいぶつ」というなかまです。これまで、このなかまが増ふえることのできる最もっとも高たかい温度おんどは60度どで、一部いちぶのきん類るい(カビなどのなかま)や紅色こうしょくの海かいそうのなかまがその記録きろくをもっていました。今回こんかいのアメーバはそれを上回うわまわり、しんかく生物せいぶつとして過去最高かこさいこうの記録きろくをつくりました。

この発見はっけんは、NASAが支ささえる研究けんきゅうチームが2026年ねん9月がつ22日にちに科学雑誌かがくざっしのCell誌しで発表はっぴょうしました。研究けんきゅうの中心ちゅうしんとなったのは、シラキュース大学だいがくの大学院生だいがくいんせいベリル・ラパポートさんです。アメーバは、アメリカのカリフォルニア州しゅうにあるラッセン火山国立公園かざんこくりつこうえんの、高温こうおんの温泉水おんせんすいから採取さいしゅされました。新種しんしゅで、名前なまえはIncendiamoeba cascadensisです。英語えいごでは「fire amoeba(火ひのアメーバ)」ともよばれています。

このアメーバは、63度どをこえると増ふえるのは止とまりますが、64度どまでは活動かつどうして食たべ物ものを探さがすことができます。

これまで、しんかく生物せいぶつのさいぼうの中なかにある小ちいさな器官きかんを包つつむまくは、62度以上どいじょうでは安定あんていしないと考かんがえられていました。今回こんかいの発見はっけんは、その仮説かせつをくつがえしました。

研究けんきゅうチームがこのアメーバのゲノム(すべての遺伝子いでんしの情報じょうほう)を調しらべたところ、DNAを安定あんていさせて分解ぶんかいを防ふせぐ遺伝子いでんしの集あつまりや、外そとの環境かんきょうを感かんじ取とる遺伝子いでんし、高温こうおんのときにタンパク質しつの形かたちを保たもつ遺伝子いでんしが、さかんにはたらいていることが分わかりました。また、一部いちぶのタンパク質しつは表面ひょうめんが強つよい正電荷せいでんかを帯おびていました。これは、高たかい熱ねつに強つよいさいきんや古こさいきんという、もっと単純たんじゅんなつくりの生いき物ものに見みられる特とくちょうと似にています。

さらに、ニュージーランドやイエローストーン国立公園こくりつこうえんなど世界各地せかいかくちの地熱地帯ちねつちたい(地下ちかの熱ねつで地面じめんや水みずが温あたためられている場所ばしょ)の遺伝子いでんしデータからも、似にたDNAの断片だんぺんが見みつかっています。このため、関連かんれんする高熱こうねつに強つよいアメーバが世界中せかいじゅうにいる可能性かのうせいがあります。

NASA本部ほんぶの宇宙生物学うちゅうせいぶつがくプログラムの科学者かがくしゃアリソン・オルコットさんは、この発見はっけんは、複雑ふくざつな生命せいめいがどこにどのくらい存在そんざいできるのかについての理解りかいを広ひろげると話はなしています。一方いっぽう、ラパポートさんは、生いき物ものが生いきるには温度おんどだけでなく、酸性度さんせいどや酸素さんその量りょう、圧力あつりょく、水みず、食たべ物ものなど、いくつもの条件じょうけんがそろう必要ひつようがあると述のべています。

すわ おさむ宇宙飛行士うちゅうひこうし、2027年ねん3月以降がついこうに初はじめての宇宙飛行うちゅうひこうへ

すわ おさむ宇宙飛行士、2027年3月以降に初めての宇宙飛行へ
表敬の様子 出典: 内閣府 / JAXA

宇う宙ちゅう航こう空くう研けん究きゅう開かい発はつ機き構こう(JAXA)は、すわ おさむ宇宙飛行士うちゅうひこうしが「クルードラゴン宇宙船運用うちゅうせんうんよう14号機ごうき」に乗のることが決きまったと発表はっぴょうしました。クルードラゴン宇宙船うちゅうせんは、人ひとを宇宙うちゅうへ運はこぶためのアメリカの宇宙船うちゅうせんで、その14回目かいめの運用うんようとなる機体きたいです。

すわ おさむ宇宙飛行士、2027年3月以降に初めての宇宙飛行へ
表敬の様子 出典: 内閣府 / JAXA

すわ宇宙飛行士うちゅうひこうしが向むかうのは、国際宇宙こくさいうちゅうステーション(ISS)です。ISSは地球ちきゅうのまわりを回まわりながら、宇宙飛行士うちゅうひこうしがくらし、さまざまな実験じっけんを行おこなう場所ばしょです。すわ宇宙飛行士うちゅうひこうしはここでの「長期滞在ちょうきたいざい」、つまり長ながい期間きかんISSにとどまって仕事しごとをするミッションに向むけて、今いまも準備じゅんびや訓練くんれんを続つづけています。

すわ宇宙飛行士うちゅうひこうしにとって、今回こんかいが初はじめての宇宙飛行うちゅうひこうになります。

クルードラゴン宇宙船運用うちゅうせんうんよう14号機ごうきの打上うちあげは、2027年ねん3月以降がついこうの予定よていです。打上うちあげの日ひはまだ決きまっておらず、JAXAは、決きまったら改あらためて発表はっぴょうするとしています。

すわ宇宙飛行士うちゅうひこうしは、打上うちあげまでにまだ多おおくの訓練くんれんがあるとコメントしています。また、宇宙うちゅうで得えた経験けいけんや感動かんどうを地球ちきゅうに持もち帰かえり、多おおくの人ひとに伝つたえたいとも話はなしています。