2026年6月26日(金)のこどもニュース
京都に大雨警報 午前中まで川のあふれに用心を
6月から7月にかけては、日本の多くの場所で雨がたくさんふる時期です。空をおおう雲がふえて、天気は西から東へと変わっていきます。雨がつよくふり続くと、川の水がふえて、まわりの土地に流れ出してしまうことがあります。みなさんも「今日は雨がすごいな」と感じた日があるかもしれません。そんなとき、気象庁は雨のようすを見て、私たちに気をつけるように伝えています。
2026年6月26日の午前3時25分、気象庁の京都地方気象台は、京都府の北部に「大雨警報」を発表しました。この北部には、京都市北区もふくまれています。気象台は、この「大雨警報」によって、「浸水」の害と、中小の川の「氾濫」に用心するよう呼びかけました。同じ日の午前中にかけて、「浸水」や「氾濫」に気をつける必要があるとされました。まだ暗い早朝の時間に発表されたため、多くの人がねむっている間も注意が必要な状きょうでした。
ここで出てきた言葉を説明します。「大雨警報」とは、気象庁が、大雨で大きな災害が起きるおそれがあるときに出すもので、しっかり気をつけてほしいという合図です。「浸水」とは、家や道が水につかってしまうことです。「氾濫」とは、川の水があふれ出て、まわりの土地に広がってしまうことです。とくに中小の川は、雨の水が一度にふえると、急に水があふれることがあります。こうした天気の変化は、気象情報を見ることで前もって知ることができます。雨がつよい日は、テレビやラジオ、インターネットで気象台からの発表をたしかめ、川や水があふれそうな場所に近づかないことが、自分の命を守る大切な行動につながります。
大阪に新しい「レベル4大雨危険警報」 気象庁が発令
みなさんは、テレビやスマートフォンで天気予報を見て、雨が強くなりそうな日に「気をつけよう」と思ったことがありますか。日本には四季があり、6月ごろは「つゆ」といって雨が多くなる時期です。強い雨がふり続くと、川の水が増えて、まちがあぶなくなることがあります。そこで、国の役所である気象庁は、みんなの命を守るために、あぶなさの度合いを伝える新しい仕組みを2026年5月29日から始めました。
2026年6月26日午前7時58分、気象庁は大阪府河内長野市に「レベル4大雨危険警報」を発令しました。これは、5月29日から始まった新しい防災気象情報の中で、いちばん高いレベルの警報です。よど川水系のねや川流域が「氾濫危険水位」に達し、いくつもの市や町で、川の水があふれたり水につかったりするきけんが出ていることを気象庁は発表しました。「レベル4大雨危険警報」は、大阪市、松原市、大東市、かしわ原市、羽びき野市、ふじい寺市、東大阪市でも出されました。また、高つき市、茨木市、四じょうなわて市、豊能町には「レベル4土砂災害危険警報」が出されました。土砂災害とは、大雨で山や坂の土や石がくずれ落ちてくる災害のことです。
ここで、いくつかの言葉を説明します。「レベル4」は、いちばん高いあぶなさを表し、すぐに安全な場所へ動くことが大切だという合図です。「氾濫」とは、川の水が増えすぎて、川の外へあふれ出ることをいいます。「氾濫危険水位」は、これ以上水が増えると氾濫のおそれがある高さのことです。天気は西から東へ変わっていくので、気象情報を見れば、これからの雨をある程度予想できます。今回のような新しい警報の意味を知っておくと、いざという時に自分や家族の命を守る行動を早くとれます。大雨のニュースを見たら、家の人と、どこへどうにげるかを話し合っておくことが、これからの自分たちのくらしを守る第一歩になります。
山梨県で「震度」6弱の地しん 富士山の火山活動に変化なし
日本は、世界の中でも地しんがとても多い国です。みなさんも学校で、地しんが起きたときに机の下にかくれたり、頭を守ったりする練習をしたことがあるでしょう。地しんは、いつ、どこで起きるか分かりません。だからこそ、ふだんからの備えが大切だと言われています。今回は、そんな地しんが実さいに起きたときのことをお伝えします。
2026年6月26日の午後10時29分ごろ、山梨県の東部・富士五湖のあたりを「震源」として、大きな地しんが起きました。気象庁(日本気象協会)が、そのようすを発表しました。地しんの大きさを表す「マグニチュード」は5.6で、「震源」の深さは20キロメートルでした。ゆれの強さを表す「震度」は、富士河口湖町で6弱、大月市で5強を観測しました。となりの神奈川県と静岡県でも、震度5弱のゆれがありました。この地しんによる「津波」の心配はありませんでした。また、この地いきには富士山という火山があるため、心配した人もいるかもしれませんが、気象庁は「富士山の観測データに変化はなく、火山活動に特段の変化はない」と発表しました。
ここで、ニュースに出てきた言葉を説明します。「マグニチュード」は、地しんそのものの大きさ(エネルギーの量)を表す数字です。数字が一つ大きくなるだけで、エネルギーはとても大きくなります。「震度」は、その場所での地面のゆれの強さを表します。同じ地しんでも、「震源」に近い場所ほど、震度は大きくなります。だから、今回は富士河口湖町で震度6弱、少しはなれた神奈川県や静岡県では震度5弱と、場所によってちがいがありました。地しんは、いつわたしたちの町で起きてもおかしくありません。家具が倒れないように固定したり、家族でにげる場所を確かめたりして、ふだんから安全に気を配ることが、自分や大切な人の命を守る力になります。
「航空自衛隊」が「航空宇宙自衛隊」に 国を守る新しい決まり
みなさんは、地震や台風などの災害のとき、人を助けている「自衛隊」を見たことがあるかもしれません。自衛隊は、日本の国や、人々のくらしを守る仕事をしています。日本は海に囲まれた南北に長い島国で、たくさんの島があります。その広い国土と海を守るための新しい決まりが、いま国会で話し合われています。
2026年6月26日、防衛省の大臣が記者会見を開きました。防衛省は、国を守る仕事をしている国の役所です。この会見で大臣は、「防衛省設置法」などを新しく直す案(改正案)について説明しました。防衛省設置法は、防衛省のしくみを決めた法律です。この案は、6月27日に参議院の本会議で採決され、正式な法律として成立する予定だと大臣は話しました。
まず、これまでの「航空自衛隊」を「航空宇宙自衛隊」という名前に改め、宇宙にも力を入れて国を守れるようにします。宇宙には、明るさや色のちがう星のほかに、人が打ち上げた人工衛星という機械もあり、これを守ることが大切になっているからです。
また、大臣を助ける「防衛副大臣」の人数を増やします。
自衛隊で働く人の中には、ほかの多くの仕事よりも早く定年をむかえて仕事をやめる人がいます。そうした人にわたすお金(若年定年退職者給付金)を増やし、次の新しい仕事が見つけやすいように手助けを厚くします。
さらに、日本の南西の地域を守る力を強くするため、「第15師団」という部隊に作りかえます。師団とは、自衛隊の大きな部隊のまとまりのことです。
今の自衛隊では、必要な人数に対して、実際に働いている人がどれくらいいるかという割合があります。令和7年度の終わりには、この割合が約90%になる予定です。
そして大臣は、今の日本を取りまくようすを「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境」だと話しました。
ここで出てきた「安全保障」とは、国や人々の命やくらしを、危険から守ることをいいます。「環境が厳しい」というのは、まわりに心配なことが多く、油断できないという意味です。
今回の新しい決まりは、宇宙や南西の海など、時代とともに変わっていく「守るべき場所」に合わせて作られています。自衛隊は、災害のときにわたしたちを助けてくれるだけでなく、国のくらしの土台を守る仕事もしています。ニュースで自衛隊の話が出たとき、今回の内容を思い出しながら、国を守るとはどういうことかを考えてみるとよいでしょう。