1光で脳の神経をあやつる研究にノーベル賞 アメリカとドイツの3人


地しんのために止まっていた九州新幹線の熊本駅から新水また駅までの区間が、2026年9月18日の金曜日、始発列車から運行を再開する見通しになりました。九州で鉄道を運行している九州旅客鉄道株式会社(JR九州)が、8月27日に発表しました。

この区間が止まっていたのは、7月28日に起きた地しんのためです。この地しんは「令和8年熊本地震」とよばれています。地しんのえいきょうで、JR九州は熊本駅から新水また駅までの新幹線の運行を取り止めていました。
再開後の運行は、区間によってようすがちがいます。博多駅から熊本駅までの間は、ダイヤに変こうはありません。「ダイヤ」とは、列車が駅を出発したり着いたりする時刻を決めた計画のことです。一方、熊本駅から鹿児島中央駅までの間は、新八代駅の近くで速度を落として走ります。そのため、博多方面から鹿児島中央駅へ向かう下り列車は、鹿児島中央駅に着く時刻が最大で8分ほどおくれます。反対に、鹿児島中央駅から博多方面へ向かう上り列車は、鹿児島中央駅を出発する時刻が最大で9分ほど早くなります。
また、鹿児島中央駅と本州方面を直通する列車は、災害の前と比べて9割ほどの本数で運行します。「直通する列車」とは、とちゅうで乗りかえずに、そのまま先の駅まで走る列車のことです。
新幹線とは別に、在来線にも止まっている区間があります。「在来線」とは、新幹線ではない、昔からある鉄道の線のことです。鹿児島本線の宇土駅から八代駅までの区間は今も止まっていて、JR九州は2026年10月の半ばごろの運行再開を目指しています。

北海道教育大学くしろ校の川西りょう太じゅん教授は、せと内海の東側でとれたシログチとシロギスという魚のおびれを調べていました。すると、そこに今まで知られていなかった小さな生き物がついているのを見つけました。魚がとれたのは、あわじ島のおき、大阪わん、徳島のおきの三か所です。

川西じゅん教授はこの生き物を研究し、新しい種として、Nerocila domotoaeという学名と「チヨコバン」という標準和名をつけました。標準和名とは、日本で正式に使われる日本語の名前のことです。この研究の論文は、日本時間の2026年9月3日に日本動物分類学会の英語の雑誌「Species Diversity」でオンライン公開され、9月4日に発表されました。
見つかった生き物は、「ウオノエ科」というこうかく類の仲間です。こうかく類はエビやカニなどの仲間で、ウオノエ科はその中でもダンゴムシと同じ「等脚目」というグループに入ります。ウオノエ科は世界で46属380種以上、日本だけでも40種以上が報告されています。チヨコバンは、その中の「ウオノコバン属」という仲間に入ります。属とは、よく似た種どうしをまとめたグループのことです。
チヨコバンは、すでに知られているウオノコバンという種によく似ています。見分けるポイントは二つあります。一つは、体の後ろにある「尾肢」と呼ばれる小さなあしの内側の部分が、のこぎりの歯のようにぎざぎざしていることです。もう一つは、背中にうすい茶色の線が3本あることです。
学名の後ろの部分にあたるdomotoaeという「種小名」は、川西じゅん教授のおばあさんで、すでに亡くなった堂本千代子さんにささげた名前です。堂本さんは、大阪の海岸近くでとれるシログチにこの生き物がよく見られることを、川西じゅん教授に教えてくれた人でした。標準和名のチヨコバンも、堂本さんの名前の「千代」と、ウオノコバン属の名前のもとになっている「コバン(小判)」を組み合わせたものです。
堂本さんは生きているあいだに、川西じゅん教授といっしょにこの生き物を採集する約束をしていました。しかし、その約束はかなわないまま、堂本さんは亡くなりました。おばあさんが教えてくれた生き物は、おばあさんの名前とともに、新種として記録されることになりました。

東京のにぎやかな街や観光地、川辺などで、道ばたに捨てられたごみが増えています。ごみが道や広場に散らかったまま放置されている状態を「散乱ごみ」といいます。東京都によると、一部の地域では散乱ごみが社会問題になっています。原因としては、新型コロナウイルスの流行をきっかけに人々の行動のしかたが変わったことや、その地域のルールをよく知らない観光客が増えたことが挙げられています。

こうした中、2026年8月25日、東京都の小池百合子知事は、「東京都廃棄物審議会」という、ごみの問題について専門家が話し合う都の会に対して、都内の散乱ごみ対策を強めることについて検討するよう求めました。知事が専門家の会に「このことについて考えて意見をください」と正式にたのむことを「諮問」といいます。今回のたのみは、都がごみについて定めた決まりである「東京都廃棄物条例」の第24条にもとづいて行われました。
小池知事がこの会に求めたのは、街をきれいにするために散乱ごみへの対策をどの方向に進めるかということと、具体的な取り組みを実行するための社会のしくみをどうつくるかということです。検討は、おおむね2030年ごろを想定して進められます。
東京都はこれまでも、区や市町村に技術的な助言をしたり、お金の面で支えたりしてきました。区市町村と共同の検討会で話し合いも行ってきました。しかし、社会や経済の様子が変わってきたため、もう一度対策を検討する必要があると東京都は考えています。検討にあたっては、2026年3月に見直された「東京都資源循環・廃棄物処理計画」という、ごみを減らし資源を生かすための都の計画に示された、これから先の長い期間の方向性をもとにするとしています。
散乱ごみは、東京に住む人だけでなく、東京を訪れる観光客の行動とも関わる問題です。検討は、2030年ごろの東京の街の姿を想定して進められます。